新生KGモビリティ タフな電動トラック発表 「FJクルーザー似」のSUVも

公開 : 2023.04.06 06:05

KGモビリティ(元サンヨン)は韓国で3台のEVコンセプトを発表しました。タフな印象の電動ピックアップトラック、ミドルサイズSUV、コンパクトクロスオーバーを今後2年以内に発売していく方針です。

再出発のサンヨン EV戦略強化

KGモビリティ(旧サンヨン)は、韓国で開幕したソウル・モーターショーで3台の新型EVコンセプトカーを公開した。

ピックアップトラックの「O100」、サンヨン・コランドの後継車とされるSUV「F100」、そしてコンパクトクロスオーバー「KR10」である。この中で最も目を引くのは、ムッソーの後継車となるO100である。

KGモビリティ「O100」コンセプト
KGモビリティ「O100」コンセプト    KGモビリティ

KGモビリティはO100について、EVの新型クロスオーバー「トーレスEVX」をベースにしているということ以外、詳細を明らかにしていない。73.4kWhのバッテリーを搭載し、WTLPサイクルの航続距離は500km近いと予想される。

SUVのF100はトヨタFJクルーザーにも似ているが、小型のKR10は「コランドの伝統を受け継ぐ」もので、デザインは歴代モデルから引用しているという。

この2台は、KGモビリティが新たに発表したEV用プラットフォームを使用していると考えられる。同社によると、フラットなバッテリーパッケージにより、後部座席の実用性が向上し、最大400psの出力設定が可能であるという。

KGモビリティは、この3台の新型EVを2025年末までに韓国で発売する方針を示しており、O100の生産は同年前半に開始される見込みである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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