買い時なHVスーパーカー BMW i8  英国版中古車ガイド ミニと同じ1.5L 3気筒

公開 : 2023.07.03 08:25

知っておくべきこと

フェイスリフト時の変更で、駆動用バッテリーの容量が7.1kWhから11.6kWhへ増えている。電気だけで走行可能な距離は、ロードスターで53kmとなっていた。

バタフライドアは、乗降時に見る人へインパクトを与える。アルミニウムとカーボンファイバー、熱可塑性プラスティックを採用し、一般的な構造のドアより50%も軽いのが特長となる。

BMW i8(2014〜2020年/英国仕様)
BMW i8(2014〜2020年/英国仕様)

フロント側の駆動用モーターには2速ATが組まれている。GKNドライブライン社製のユニットで、3気筒ターボエンジンとメインの6速ATの動きとシンクロして制御され、滑らかな走行を実現。また、高速域でも最大トルクの発揮を可能としている。

クーペは2+2ながら、リアシートの広さは最小限。荷室も小さい。狭い駐車場ではドアを開けられず、乗降できないといった制限もある。

英国ではいくら払うべき?

3万ポンド(約525万円)〜3万9999ポンド(約699万円)

英国では、状態の良いi8がこの価格帯で狙える。2014年式から2016年式が中心。整備記録は良く確かめたいところ。

4万ポンド(約700万円)〜3万9999ポンド(約1049万円)

ディーラーでしっかりメンテナンスを受けてきた、2017年式から2019年式を選べる。狙い目の価格帯といえる。

6万ポンド(約1050万円)以上

BMW i8(2014年/英国仕様)
BMW i8(2014年/英国仕様)

フェイスリフト後で状態の良いi8をお探しなら、英国ではこの価格帯から。ロードスターも含まれるようになる。

英国で掘り出し物を発見

BMW i8 1.5クーペ 登録:2014年 走行距離:11万1000km 価格:3万4360ポンド(約601万円)

良く手入れされてきたi8のようだ。20インチのiタービン・アルミホイールにクリスタル・ホワイトパール塗装、ハーマンカードン・サウンドシステムなど、高額なオプションも載っている。これまでの整備記録はしっかり残っている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ピアソン

    Mark Pearson

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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