フォード・モンデオ・エステート1.5Tエコブースト

公開 : 2014.10.11 23:40  更新 : 2017.05.29 18:54

■どんなクルマ?

このページでは新型モンデオのエステート版をテストする。ハッチバックのわきで、おなじエンジン・ラインナップを適用され、エントリー・モデルは£22,045(382万円)から。どのグレードも5ドア・モデル+£1,250(21万6千円)の価格差となる。

車重は20kgの増量となるが、ワゴンの例に漏れず諸々の実用性はあがる。ハッチバック版はやはり荷室の面でハンデを背負うかたちになるが、エステートの場合スペアタイアを我慢すれば755ℓの荷室が確保される。

後席を前倒しにすると(ぞうさない)、更に200ℓ大きい1630ℓまで容量が拡大。トータルの荷室容量はフォルクスワーゲンの最新のパサートよりも大きく、手荷物棚を上にあげれば、容量は更に拡大される。

またルーフラインが高くなった事により、頭上スペース明らかに拡大されており、フォード曰くサンルーフなしで31mmの拡大に成功しているそうだ。180cmの大人が後席に乗ったとしても充分な広さである。

われわれがテストした1.5ℓエコブースト・ガソリン・エンジンのモデルは5ドアのモデルより3g/km、CO2排出量が多く、0.4km/ℓだけ燃費が悪く、0-100km/hタイムは0.1秒遅い。わずかな差を考えればビジネス・エンドにおける使用でも不満の声はあがらないだろう。タイタニウムという名のグレードの価格は£23,495(407万円)からとなる。

■どんな感じ?

数日前にテストしたハッチバックと驚くほど変わらない。どこかしこもとても良い仕上がりで、満足できる完成度だ。

快適性と洗練性は見事なもので、ドライバーを楽しませるという点においても抜かりはない。

もちろん文句のつけようがないと言うわけでもないが、トレードオフは最小限。可変ダンパーではなくコンベンションなサスとダンパーの組わせかつ18インチのホイールを履いているにもかかわらず、アシの動きは先代の2倍程度に感じられた。

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