BMW アクティブハイブリッド7 M Sport

公開 : 2013.11.26 17:48

マイチェン前のと違って、今度は“フルハイブリッド”。パワートレインの構成は、前から順にエンジン→“分離クラッチ”(油圧多板)→モータージェネレーター→8段A/T(本体内に“スタータークラッチ”あり)。リチウムイオン二次電池の電力容量は1.35kWhで、アウディA6ハイブリッド(1.3kWh)とほぼ同じ。ちなみに、マイルドハイブリッドだったときのは0.8kWh。

日産フーガとほぼ同じタイプの1モーター2クラッチの……」だという。A/T内の“スタータークラッチ”は、始動時のショックやトルク変動を逃がすためのものであろうか(もう一方をあえて“分離クラッチ”と呼んでいるところからして)。なお、エンジン始動は①フツーのエンジン車と同じ位置にあるスターターかまたは②補機駆動ベルトを通じてオルタネーター(資料に“SGR”とあるのはスターター/ジェネレーターの略か)で。静止時は前者、走行中は後者、ということだろうか。あと、エアコンはもちろん電気駆動。エンジン停止中にも冷気はヌルくならない。

車両重量2.1t(1020kg+1080kg)。ただしベースの重さがそれなりなので、ことさら重たくなった印象はなくフツー(ハイブリッド化による重量増加は5よりもむしろわずかに軽微)。距離にして最長3〜4kmの、速度にして最高60km/h(ECO PROモードだと80km/h)までEV走行できるというのが納得の電気ぶり。エンジン停止だけなら160km/hまで可。ただし、エネルギーフローのモニター画面を出していなかったら同乗者には気づかれないかもしれないぐらいにハイブリッドぶりはフツーで快適(……だからといってことさら驚けないことにいまはもうなってしまっているけれど)。それ専用デバイスを使うからか、始動スムーズ。

箱根の山を降りる途中でオンボードコンピューターをリセット。盛んに回生&盛んにEV走行。ほぼ麓まで降りた時点でチェックしたところ、平均19.2km/ℓ。1分間毎燃費を最大8分ぶん表示する棒グラフ画面には天井を打った(40km/ℓ以上の意)バーが8本、キレイに並んでいた。

(文・森 慶太 写真・花村英典)

BMW・アクティブハイブリッド7 M Sport

価格1198.0万円
0-100km/h5.7秒
最高速度250km/h
燃費14.7km/ℓ
CO₂排出量158g/km
車両重量2080kg
エンジン形式直6DOHCツインターボ, 2979cc
エンジン配置フロント縦置き
駆動方式後輪駆動
エンジン最高出力320ps/5800rpm
エンジン最大トルク45.9kg-m/1300-4500rpm
圧縮比10.0:1
電気モーター55ps/21.4kg-m

システム出力/トルク354ps/51.0kg-m

変速機8段A/T
全長5080mm
全幅1900mm
全高1475mm
ホイールベース3070mm
燃料タンク容量80ℓ
荷室容量360ℓ
サスペンション(前)ダブルウィッシュボーン
(後)インテグラルアーム
ブレーキ(前後)Vディスク
タイヤ(前)245/40R20
(後)275/40R20

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