メルセデスAMG 新型GLA 35/GLB 35 4マティック追加 高効率/快適性/高性能がキーワード

公開 : 2023.12.26 11:45  更新 : 2023.12.26 12:28

メルセデスAMGはGLA 35/GLB 35 4マティックを追加し、発売を開始しました。48V電気システムとBSGを搭載し、内外装デザインを刷新「高効率/快適性/高性能」を同時に実現したことがポイントです。

GLA/GLBにAMGモデル追加発売

メルセデス・ベンツは「GLA」および「GLB」にスポーツモデル「メルセデスAMG GLA 35 4マティック」(以下GLA 35)と「メルセデスAMG GLB 35 4マティック」(以下GLB 35)を追加し、発売を開始した。メーカー希望小売価格(税込)はGLA 35が881万円/GLA 35が916万円となる。

GLA

2014年に発表となり、世界でも日本でも成功を収めた初代から、コンパクトなボディにメルセデス・ベンツのSUV技術を凝縮させつつ、都市での日常生活にも適したスタイリッシュでオールラウンドなコンパクトSUVとして人気のモデルであるという。

GLB

メルセデス・ベンツAMG GLA 35 4マティック/GLB 35 4マティック
メルセデス・ベンツAMG GLA 35 4マティック/GLB 35 4マティック

世界で持続的な成長を遂げるSUV市場において、すでに多くのラインアップを持つメルセデス・ベンツが、さらに多様な顧客のニーズに応えるべく投入したモデルである。

究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けた、スクエアなエクステリアデザインと高い悪路走破性を持つ本格的なSUVでありながら、広い室内空間に7人乗車を標準とし、かつ日本の都市部でも取り回しのよいボディサイズを実現した「全てを備えた本格SUV」であると語る。

新型「GLA 35」/「GLB 35」は、エクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、MBUX AR ナビゲーション/アドバンスドサウンドシステム等を標準装備、またブルメスター・サラウンドサウンドシステムをオプション設定した。さらに、48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を搭載することにより、高い効率性と快適性、および高性能化を同時に実現したという。

新型モデル 何が変わった?

パワートレイン

GLA 35/GLB 35には、最高出力306ps/最大トルク40.79kg-mを発生する、2L直列4気筒ターボエンジン「M260」が搭載される。低回転域での力強く、自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「カムトロニック」を採用した。

今回の改良にあたり、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と「48V電気システム」を採用した。回生ブレーキ等により発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動/滑らかで力強い加速/素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク16.32kg-mの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げるという。

メルセデス・ベンツAMG GLA 35 4マティック/GLB 35 4マティック
メルセデス・ベンツAMG GLA 35 4マティック/GLB 35 4マティック

また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらに効率化されてる。

GLA 35/GLB 35に組み合わされるAMGスピードシフトDCT8速デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギアのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現したという。

エグゾーストシステムには自動制御のフラップを装備しており、選択したドライブモードに応じて、バランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエグゾーストサウンドまで切り替えを行うことが可能となった。

スポーティに刷新されたエクステリアデザイン

外装色に新色「スペクトラルブルー」/「ローズゴールド」を追加し、新デザインのボンネットエンブレムを採用、ホイールアーチをブラックからボディ同色に変更(GLA 35)したうえ、ホイールデザインを刷新した。

インテリア

より直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用したインテリアには、新世代のステアリングホイールを採用し、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出している。

ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や、安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有しているという。従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。

これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインとなった。

さらに、オプションのアドバンスドパッケージを選択すると、シックで高級感のあるインテリアを演出する本革仕様のブラックまたは同じく本革仕様でスポーティなレッドペッパーとブラックの組み合わせを選択可能となることに加え、新たにブルメスター・サラウンドサウンドシステムをオプション設定している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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