Juju(野田樹潤)ブログ

2020.03.08

【Juju(野田樹潤)ブログ】第28話:ついに順調に走れるように! トラブル克服 新たな体験も

お父さんのケータイは鳴りっぱなし……

スリにあったスタッフはレンタカーを借りて、スペインの日本大使館へ向かうことに。

無事だったもう1人のスタッフはスペインに向かう、という2手に分かれて、なんとかトラックが走行ギリギリに間に合った、というわけなんです。ふぅ~~~。

その間、わたしとお父さんは、デンマークの学校で手続きをしたりして、飛行機でスペインへと向かっていたんですが、お父さんのケータイは鳴りっぱなし。

そばで聞いているわたしにも、そのせっぱつまった感じがよくわかりました。

ところが、またまたトラブル発生!

スペインでスタッフと合流してマシンに乗ってみたら、今度はエンジントラブル発生~~~! それをなおすのに半日かかって、なんとか走れるようになったんです。ホッ。

結局、予定日には間に合わなくて、一日遅れで走行したって感じだったんですが、慣れない場所でのトラブルつづきで、スタッフは3日間ぐらい寝られなかったみたい……。

スタッフのみんなには本当に感謝です。

それにしても、こんなトリプルアクシデントって、なかなかないでしょう?

心配になって、お父さんに「大丈夫?」って聞いたんです。

そうしたら、「いやぁ~、予想以上に時間と費用がかかったね。1日が48時間ぐらいある感覚だし。でもまあ、最初はそんなもんだよ、ハハハ!」って。

もしかして、アクシデントも楽しんじゃってる?

そんな楽観的(?)なお父さんのおかげか、いいこともありました。

スリにあったスタッフのパスポートが、警察に届いていたんです。そして、マシンのほうも、エンジントラブル後はちゃんと走れるようになって、なんとかレースに向けてスタートを切ることができました!

よかったよかった~。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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