Juju(野田樹潤)ブログ

2021.03.21

【Juju(野田樹潤)ブログ】第50話:嬉しいトップタイム F4 US第1戦への気持ち

自信は7割! 残り3割もこれから

今回のテストでちゃんと走れたのは最終の4日目だけ。

当初予定していたテストプログラムは3割程度しかこなせなかったと野田監督は言っていましたね。

でもそんな中でわたしたちがトップタイムを記録できたのは「ハマッた」ということなのだと思います。

もちろんベストラップだけが突出していたわけではなくて、全体的にいいタイムが出せていました。テスト全体でも3番手くらいには付けていたので。

でも「まだまだ引き出しがない」ということは、どうしたって認めざるを得ません。

今回のテストのようにコースコンディションが良く、セッティングがハマればトップを取れることは確認できました。でも状況に変化があった時にうまく合わせ込んでいくようなところまではチェックできなかった。

US F4は去年のデンマークと比べればエントリー台数が多いです。でもどんなシリーズでも実際にトップを争うマシンは4~5台なんですよね。

今シーズンのUS F4でいえば昨年タイトルを取ったドライバーが所属していたヴェロシティ・レーシング・デベロプメントの2台と、おととしまで3年連続でタイトルを取っているクロスリンク/キウイ・モータースポーツの2台あたりとの勝負になると思います。

今シーズンにむけてのわたしの自信は7割くらいありますよ! ちゃんとしたセッティングはまだまだこれからだから、シーズンが進むうちにもっと速く走れるようになり、残り3割の自信もつくかもしれません。

そういった意味では去年よりプレッシャーはないと思います。

テストを終えた野田レーシングは現在急ピッチで開幕戦に向けた準備を進めています。

わたしはというと、開幕戦の舞台となるロード・アトランタをF4以外のマシンで練習走行する計画を立てています。

次回は3月26日の開幕3レースの模様をお伝えできるはず。

いよいよ2021シーズンがはじまりますよ!

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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