Juju(野田樹潤)ブログ

2021.10.11

【Juju(野田樹潤)ブログ】第61話:びっくり! わたし、NODAレーシングレーシングを卒業します

レースに集中できる環境を求めて

NODAレーシングから卒業する話をわたしは突然聞いたわけでありません。

監督が電話で色々と話したりしているのを知っていたし、2人でいる時に来年についての話を軽くしていたからです。

そして今回、デンマークF4チャンピオンシップが終わってから、「JujuはNODAレーシング、卒業だから」と正式に伝えられたのでした。

卒業の理由は、監督いわく「もっと力のあるチームに移籍するべき」ということでした。

今シーズンの中盤以降、満足に走れないことが多かったので、このままのチーム体制でやっていくのはそろそろ限界だと監督自身が感じたのかもしれません。

父(野田英樹) 写真:Endo

監督はこれまで、レースでは監督兼エンジニアであり、時にはメカニック、トランスポーターのドライバー、チーム全体のマネージメント等々あらゆることをやってきました。

わたしへの愛情の大きさという点ではNODAレーシング以上のチームはないと断言できます。

でもこれから先はステップアップするにせよF4を続けるにせよ、ドライバーが速いだけではなく、チーム全体として強力なパッケージが必要だという監督の言葉の意味もわかります。

それを目指すのはレーシングドライバーとして当然だとも思います。

でも、ほかのチームに移籍することになっても、父はこれまでと変わらずわたしのそばでサポートしてくれるので不安な気持ちはありません。

来年の体制の発表はまだまだ先になると思いますが、皆さん楽しみにしていてくださいね。

わたしも今までにないドキドキのシーズンオフを過ごすことになりそうです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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