クルマ漬けの毎日から

2023.07.25

EVのアバルト500eにイギリスのカントリーサイドで試乗。乗り心地と、スポーティなエグゾーストノートのインプレッションをお伝えします。

アバルト500eに試乗しました【クロプリー編集長コラム】

もくじ

速くて楽しい
魅力の1つ 合成音

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

速くて楽しい

イギリスのカントリーサイドの楽しみの1つは、自分がよく知っていると思っていた地域で、それまで知らなかった道を発見すること。

今朝は、純粋EVのアバルト500eの運転を楽しんだ。

試乗会場で出番を待つアバルト500e

走行ルートはあらかじめ決められており、イングランド中部のエッティントンにある「カフェイン&マシン」というカフェと、イングランド西部のチェルトナムの区間を走った。

チェルトナムは私の家から一番近い大きな街だが、今回走ったいくつかの道は奥まったところにあったので、再び同じ道を見つけられるかどうかはわからない。

アバルト500eは速くて元気がよく、またちょっと生意気なクルマ。

とはいえ、イギリスでアバルトの販売はなかなか好調であることを考えると(イタリアに次いで第2位)、エンジニアたちにはもっとイギリスの道路に向いたダンパーを開発してほしかったとも思う。

非常に状態が良い路面以外では、アバルト500eの乗り心地は硬く、落ち着きがない。

魅力の1つ 合成音

アバルト500eの魅力の1つは、合成音のエグゾーストノート。アイドリング時のサウンドは心地好い。

この排気音は加速とともに大きくなり、まさにスポーツエグゾーストを思わせる。

だが、従来のクルマならば高いギアに入れた時にエンジンの回転数は下がるが、そうした音までは生成されていない。

そのため巡航スピードで走行している時も、常にエンジンの回転数が高い状態で走っているような感覚になる。そしてその状況がしばらく続くと、エグゾーストの音が耳に付くようになる。

50mile(約80km)ほど運転したのち、私は合成音のスイッチをオフにした。アバルトは顧客の希望に応じようとしていて、このことは批判されることではない。だが、このサウンドは私には合わなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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