DS7クロスバック試乗 サイズ、価格、装備を評価 500万円で買えるフラッグシップ

2018.08.07

電制可変ダンパー+アクティブスキャンサス

DS7の走行メカにおける最大のハイライトは電子制御可変ダンパーで、日本仕様は全車標準装備。スポーツ、ノーマル、コンフォート……などの走行モードによって硬さも変わるが、もっとも引き締まるスポーツ・モードでもけっして硬すぎないのは前記のとおり。

さらにフロントウインドウ裏に仕込まれたカメラ映像で約5m先の路面の凹凸を読みながらダンパーを連続可変制御するDSアクティブスキャンサスペンションは “伝統のハイドロの後継技術” とアピールされるものだ。

このアクティブスキャンサスが働くのは最柔のコンフォート・モードにしたうえで、晴天の昼間(悪天候時や夜間は作動しない)の車速13~130km/h時のみ……と、作動条件がけっこう厳しいのは、カメラ性能やダンパー可変制御がまだまだ発展途上だからか。いずれにしても、今回のかぎられた試乗条件では、このカメラ式アクティブサスの効能を明確に体感するにいたらなかったのが正直なところだ。

もっとも、それ以前に、コンフォート・モードは昔のハイドロテイストを思わせる確信犯的な柔らか設定で、現代のクルマとしてはロールスピードも速めだ。冷静客観的にみて、快適で安定したモダンな乗り味なのはノーマル・モードやスポーツ・モードのほうである。
 

 
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