新型『メルセデス・ベンツSクラス』日本初公開! 50%以上が新規開発または再設計の大幅改良 フラットプレーンV8登場

公開 : 2026.06.12 08:15

6月11日、メルセデス・ベンツ日本は新型『Sクラス』を発表しました。まずは『S450d 4マティック』の予約受付を開始。『S580 4マティック・ロング』やマイバッハも9月に追加予定です。篠原政明がレポートします。

車両全体の50%以上、約2700点のパーツを新規開発または再設計

6月11日、メルセデス・ベンツ日本(以下、MBJ)は、フラッグシップモデル『Sクラス』の新型を発表した。

今回発表された日本仕様は『S450d 4マティック』(以下、S450d)と『S580 4マティック・ロング』(以下、S580)の2グレードで、まずはS450dの予約注文の受付を開始。S580は国土交通省の自動車型式申請中で、正式発表は9月以降となる。いずれもデリバリーは同じく9月以降の予定だ。

6月11日、メルセデス・ベンツ日本はフラッグシップモデル『Sクラス』の新型を発表。
6月11日、メルセデス・ベンツ日本はフラッグシップモデル『Sクラス』の新型を発表。    平井大介

MBJは『新型』とアナウンスしているが、いわゆるフルモデルチェンジではなく、従来型Sクラスの車両全体の50%以上、約2700点のパーツを新規開発または再設計したもので、ビッグマイナーチェンジにあたる。

今年2026年は、1886年に自動車の特許取得から140周年であり、メルセデス・ベンツ革新の集大成として、過去最大規模となる大幅な改良を受けて『新型』Sクラスが登場した形だ。

大きく変わったフロントまわり

エクステリアでは、フロントまわりが大きく変わった。

従来型より約20%拡大されたラジエターグリル、3本から4本に増えたクローム仕上げのルーバー、クローム仕上げのスターパターン、スターデザインをあしらったデジタルライト、そしてSクラス初のイルミネーテッドラジエターグリルなどの採用で、より威厳をましている。

デザインが大きく変わったフロントまわり。写真は『S450d 4マティック』。
デザインが大きく変わったフロントまわり。写真は『S450d 4マティック』。    平井大介

リアまわりでは、クロームフレームで縁取られた片側3つのスターデザインが印象的な新型リアコンビネーションランプ、クローム仕上げとなったトランクリッドの2分割トリムストリップなどで、メルセデス・ベンツとSクラスのアイデンティティを強調している。

インテリアはエクステリア以上に刷新

インテリアはエクステリア以上に刷新された。

12.3インチのメーターディスプレイこそ基本的には変わっていないが、インパネ中央の14.4インチメディアディスプレイと、助手席前の12.3インチディスプレイを組み合わせた『MBUXスーパースクリーン』が標準装備される。

インパネ中央と助手席前にあるディスプレイを組み合わせた『MBUXスーパースクリーン』が標準装備。
インパネ中央と助手席前にあるディスプレイを組み合わせた『MBUXスーパースクリーン』が標準装備。    平井大介

スリムにデザインされたディスプレイユニットは、トリムの上に浮かんでいるかのような効果を生み出している。

フロントシートにはシートヒーターと連動するヒーテッドシートベルトも初採用。S450dにオプションのリアコンフォートパッケージでは、後席左右に13.3インチのディスプレイによるエンターテインメントシステム、リアベルトバッグなども備わる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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