ジャガーIペース ワンメイク「eトロフィー」レースカーに試乗 今後の展開は

2018.11.10

100字サマリー

ジャガーの電気自動車Iペースがベースのレーシングカーによるワンメイクレース「eトロフィー」が、後援のフォーミュラEと共通の市街地コースで開かれます。このマシンに試乗し、EVレースカー独特の走行感覚を体験してみました。

もくじ

フォーミュラEの前座
市販車から300kgの軽量化
EV独特の走行感覚
フォーミュラEへの登竜門に
ジャガー・レーシングカー傑作選

フォーミュラEの前座

Iペースのレーシングカーを「感覚が抜きとられるみたいですよ」と評するのは、ブライアン・セラーズ。もうすぐ火ぶたが切られるジャガーIペースによるレース、eトロフィーシリーズに初戦から参戦するドライバーのひとりだ。

この新たなワンメイクEV選手権は、おなじEVレースのフォーミュラEシリーズの前座として、来シーズンから開催される。12月のサウジアラビアを皮切りに来年7月のニューヨークまで、記事執筆の時点で10カ国(あと2カ国は未定)をまわる予定だ。

前座とはいっても、フォーミュラE選手権とおなじ市街地コースで20台以上ものIペースがレースするのだ。そしておそらく、メインイベントにもそう劣らぬスピードを見せてくれるだろう。

シミュレーション結果では、昨年のフォーミュラE単座マシンよりも1ラップあたり2秒ちょっと遅いくらいだという(むろん今季のフォーミュラEはもっと速くなるだろうが)。

eトロフィーマシンの、市販のIペースからの改造点はどこだろう? とはいってもやることは内燃機関のクルマと大してかわらない。内装が取りはらわれ、ドア内張りやダッシュボードもカーボンファイバー製に置きかわる。張りめぐらされたロールケージはボディ外板にボルト留めされ、それによりホイールベース間でもっとも場所をとり重量600kgにもなる床下のバッテリーも保護する。

ボディデザインも、拡大されたトレッドと22インチホイールにあわせて手直しされる。タイヤは公道用のミシュラン・パイロットスポーツだが、これは1組4本で1レース保つようにという意図だ。

 
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