海外試乗

2018.07.28

比較テスト プレミアムEV対決 ジャガーIペース vs テスラ・モデルS 75D

ジャガーIペース・ファースト・エディション/テスラ・モデルS 75D

文・アンドリュー・フランケル 

編集部より

欧州メーカー初の本格EVとなるジャガーIペースと、これまでEV界で孤高の存在だったテスラ・モデルSとの比較試乗です。パイオニアともいえるモデルSに対して、後発組のメリットを活かして開発されたであろうIペースはどのような戦いを挑むのでしょうか?

もくじ

自動車の大変革期 モーターが切り開く未来
欧州初のプレミアムEV 共通の弱点
衰えぬ魅力 すぐに走り出せるテスラ
スペックの差はわずか 高級感には大きな違い
操作性には不満 パフォーマンスは同等
まさにドライバーズカー 問題は乗り心地
素晴らしきゲームチェンジャー 素晴らしいニュース
番外編:登場間近のライバルたち
テスト車のスペック

自動車の大変革期 モーターが切り開く未来

1949年、デ・ハビランドが世界初のターボジェット旅客機となるコメットを公開すると、世界は大いに沸き立った。まさに未来からの使者として、いまでは誰もが気軽に利用する事のできる航空機が誕生した瞬間だった。そして、この時、ふたつの事実が明らかとなった。航空業界はそれまでとは根本的に変わってしまったこと。そして英国がこの世界を支配するということだ。

だからこそ、ライバルの存在は欠かせないのだ。コメットは世界を変えたが、その治世は短かった。この世界初のターボジェット旅客機には多くの問題があったのだ。一方、大西洋の対岸から、この状況を注視しているメーカーがいた。彼らはデ・ハビランドの失敗に学びつつ、後発組としてのメリットを活かした独自のジェット旅客機を開発していたのだ。コメットの初フライトから約10年後に就航したこの旅客機は707と呼ばれ、以来、ボーイングがこの業界の制空権を握り続けている。


60年後のいま、自動車業界は将来に向けた大変革期の到来を、同じようにじっと見つめている。まさに、いまわれわれは変化のただなかにあり、自動車の未来は、ターボジェットではなく、電動モーターが切り開いていくことになる。だが、60年前と違うのは、英国が慎重に状況を見極める一方で、米国が果敢にもこの新たな道を切り開こうとしていることだ。

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