『フランス車=壊れやすい』懸念を払拭? プジョー、シトロエン向け新プログラム『ファントゥドライブケア』導入

公開 : 2026.06.08 07:45

ステランティス・ジャパンは『プジョー』、『シトロエン』において新プログラム、『ファントゥドライブケア』を6月1日より導入しました。メディア向けに行われた説明会の内容を、篠原政明がレポートします。

フランス車は個性的で魅力的だが、壊れやすい?

ステランティス・ジャパンは『プジョー』、『シトロエン』ブランドにおいて新プログラム、『ファントゥドライブケア』(Fun to Drive Care)を、6月1日より全国の正規ディーラーにて導入した。

これに関して、同社のフレンチブランドを統括する小川準平氏よりメディアに向けてオンラインで説明会が行われたので、その概要を紹介しよう。

ファントゥドライブケアの対象となる、左から反時計回りに、プジョー3008、5008、リフター。
ファントゥドライブケアの対象となる、左から反時計回りに、プジョー3008、5008、リフター。    ステランティス・ジャパン

フランス車、中でもステランティス・ジャパンで取り扱っているのはプジョー、シトロエン、そしてDSとなるが、いずれも『個性的』、『デザインが独特』、『乗り心地が良い』といった点を評価してオーナーになる人は多い。

だが反面、『壊れやすい(故障しやすい)』、『修理しても、なかなか直らない』といった懸念も挙げられており、それを割り切れる人や、リスクを許せる人でないと乗れないクルマと思われている節もある。

かつて、おそらく20世紀までのフランス車およびイタリア車には、そういう傾向があった。筆者は幸か不幸か(?)フランス車を所有したことはないが、1980〜1990年代にイタリア車を3台乗り継いだことがある。確かに、たまには壊れた。それでも致命的なものはなく、電装系がほとんどだった。

その度に「しょうがないな」と半分笑って修理に出していたが、やはりクルマは走ってナンボである。

安心してフランス車を選んでもらうために

しかし21世紀も4分の1が過ぎ、ステランティス・グループの一員となったプジョーおよびシトロエンは、クルマのクオリティも上がり、かつてのように故障することはない。

とはいえ『まだまだフランス車=壊れやすい』という既成概念は根強いと分析し、それを払拭するためにステランティス・ジャパンが提供するプログラムが『ファントゥドライブケア』だ。

ファントゥドライブケアの対象となる、左からシトロエンC5エアクロス、同ベルランゴ。
ファントゥドライブケアの対象となる、左からシトロエンC5エアクロス、同ベルランゴ。    ステランティス・ジャパン

対象車は、プジョーが3008ハイブリッド、5008ハイブリッド、リフターGT、シトロエンがC5エアクロス・ハイブリッド、ベルランゴ。今回は試験的なプログラムということもあり、DS以外の2ブランドから最新の主力モデルに絞られている。

ケアの内容は、2006年6月1日以降に正規ディーラーで受注、登録された上記モデルが、正規ディーラーにより走行不能と判断された機械故障で、入庫した日から30日以内に修理が完了できなかった場合に20万円がキャッシュバックされるというもの。また、これは以前から行われていたが、修理中は代車も提供される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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