海外試乗

2019.01.18

サーキットで試乗 新型ポルシェ911カレラS(992型) 「911の理想形」

ポルシェ911カレラS

テスト日 : 2019年1月16日

価格 : 9万3111ポンド(1284万円)

文・アンドリュー・フランケル 

編集部より

遂に登場した992型のポルシェ911をサーキットで試乗しました。991を上回る仕上がりを得ていることはサーキットでも明確。先代のを超えるドライバビリティを備え、新しいドライバーズカー像を築き上げる911の登場といえそうです。

もくじ

どんなクルマ?
911の哲学は変わらない
どんな感じ?
後輪駆動のSなら、意のままの世界
インテリアにひとこと
「買い」か?
理想の911であり、最高のスポーツカー
スペック
ポルシェ911カレラSのスペック

どんなクルマ?

911の哲学は変わらない

期待の真新しいポルシェ911が目の前にある。正確には、85%ほどが新しいポルシェ911といった方が正しいかもしれない。先代の991型とホイールベースが同値で、エンジン自体も同じものが搭載されている。既に真っ赤なカレラ4Sの試乗記を読んだ方ならご存知だろう。

しかし全長は長くなり、カレラSの場合はフロントトレッドが広がり、ボディワークは完全に一新された。誰が見ても911とわかるデザインながら、ボディは初めてオールアルミニウム製になっている。トランスミッションもまったく新しい8速のPDK、ツインクラッチATに置き換わり、タイヤの直径もフロントとリアとで異径となっている。サスペンションもブレーキも新しくなり、インテリアデザインもリニューアルされた。

カレラTの存在は明らかではないが、通例に沿って、GTシリーズなど様々なバージョンの911が時間をかけて登場するはず。現段階で選択できるのは、後輪駆動か四輪駆動か、どちらかのカレラSのみとなる。残念なことに標準の911には存在していた、全幅が狭いナローボディはラインナップから落とされてしまった。駆動輪の本数に関わらず、新しい911はすべてワイドボディとなる。

リニューアルしたことは間違いないのだが、新しい992型は、1998年の996や2012年の991などと、方向性としては共通している。従来までの911のいい部分を引き継ぎつつ、総合的に進化をさせた印象で、哲学の部分は同じながら、それをひとつ上の水準へと高めている。今回は、サーキットでの印象を中心にお伝えしよう。

 
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