国内試乗

2019.07.21

試乗 アルピナ現行ディーゼルモデルで探る「らしさ」 アルピナD5 S編

アルピナD5 S

文・渡辺敏史 

編集部より

アルピナD3/D4の試乗記につづき、本項ではアルピナD5 Sに焦点をあてます。アルピナらしさは、ディーゼルエンジンが引き立てる? 渡辺敏史がドライブしました。

もくじ

広がるディーゼルラインナップ
アルピナD5 S、どんなクルマ?
日本でアルピナを選べるということ

広がるディーゼルラインナップ

サーキットスピードで改めて気づかされるアルピナとディーゼルの親和性の高さ。それは走りのキャラ立てにおいていたずらにアジリティを追求することなく、全負荷領域まできっちりドライバーの安心感を意識した走り味を追求するという彼らの姿勢に由来しているのではないだろうか。

とはいえ一方で、ディーゼルをこれほど楽しく気持ちよく走らせる銘柄も多くはない。

99年といえばまだディーゼルエンジンがいかにも実用一本槍な農耕馬的存在として認識されていた頃合いだろうか。

ちなみに東京都でディーゼル車NO作戦と題した規制強化が施され、当時の石原慎太郎都知事がペットボトルに入った粉塵を振り回した記者会見が行われたのも99年のことだ。その年に、アルピナは自社初のディーゼル銘柄となるD10を欧州で上市している。

そんな時世ゆえ、E39型5シリーズをベースとしたD10は日本に正規輸入されることはなかったが、その後E90系3シリーズをベースとしたD3の正規輸入に踏み切ったのは10年後の09年。そこでの実績はBMWジャパンの商品展開戦略にも少なからず影響を与えたはずだ。

その後、F10系5シリーズをベースとしたD5、F25系X3をベースとしたXD3と、アルピナはディーゼルモデルのバリエーションを広げ、現状日本市場においては販売のほぼ半分、もしくはそれ以上がディーゼルで占められるという。

 
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