[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

試乗 アルピナ現行ディーゼルモデルで探る「らしさ」 アルピナD3/D4編

2019.07.20

100字サマリー

アルピナの魅力を言葉で表現するには、どんなフレーズが適切なのでしょうか。本編ではアルピナD3/D4を高速道路、サーキットで試乗することで「らしさ」を見つめます。

もくじ

アルピナの存在感 D3が高める
アルピナD3の内外装を見てみる
アルピナたる所以はどこに
D3からD4に乗り換えてみると

アルピナの存在感 D3が高める

SUVブームの只中にあって、セダンの販売が芳しくないというのは、何も日本に限った話ではない。

主にセキュリティの面から独立したトランクルームが重宝がられていた米国でさえ、近年セダンマーケットは急速に縮小。トヨタは米国内販売トップ銘柄がカムリからRAV4に代わり、フォードに至っては自国内でのセダンの販売そのものから手をひくという。

そこまで極端な勢いではないにせよ、中国や欧州でもセダンの販売台数は減少傾向だ。

居住性や積載力と行った機能面においては勝ち目のないセダンが追及すべきは、情に訴える作り込みだろう。デザインや静的質感はもちろん、動的質感も重要な項目だ。

SUVには醸せないものをいかに感じさせるかという苦悩を思えば、クーペ的な佇まいを持つセダンが増えている理由も納得できる。

走りにおいての理想をどこにみるかは好みによるところも大きい。が、間違いなくひとつの回答を示しているのはアルピナだ。彼らはラインナップの中にXD3というSUVを有してもいるが、中核にあるのは彼ら曰くのリムジン、すなわちセダンだと僕は思っている。

近年、とりわけ日本でアルピナの存在感を高めたモデルといえばD3だろう。先先代に当たるE90系3シリーズをベースとするそれの導入以来、D3は同社の販売を数的に支える看板車種として成長した。

2014年にはアルピナの年間生産台数の2割以上に当たる428台という販売台数を記録しているが、これに大きく寄与したのがF30系ベースにスイッチしたこの現行D3の存在だ。

 
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