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2015.06.25

アルファ・ロメオ・ジュリア、ベールを脱ぐ

新型アルファ・ロメオ・ジュリアが姿を表した。

BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツCクラス、アウディA4やジャガーXEのライバルにあたる新型ジュリアは、来年の春の発売を機に、アルファ・ロメオのラインナップのなかでトップ・モデルに位置する予定だ。

現時点で確定済みのエンジンは3.0ℓ V6ツイン・ターボのみ。510psを発揮し、0-100km/hタイムは3.9秒程度になる。ユニットそのものはアルミニウム製となり、気筒休止システムのおかげでアルファいわく “驚くほどの燃費性能” になるうえ “楽しく個性的” なのだという。

またアルファ・ロメオは前後50:50のパーフェクトな重量比を達成しており、フロント・サスペンションはダブル・ウィッシュボーンを基本とした “一流の” のセットアップを取り入れたという。

トルク・ベクトリング・システムや、高速時のダウンフォースをコントロールするためのアクティブ・スプリッターも採用している。

ステアリングは同マーケットのなかでもっともダイレクトな類。後輪の動きを妨げるような、介入的な電制システムは一切組み合わせない考えのようだが、ライバル・メーカーがそうであるように4WDをオプションで用意するとのこと。

パワー・ウエイト・レシオ向上のため、カーボンファイバーやアルミ・コンポジット、プラスティックなどの軽量マテリアルを使用することにより、上級グレードのクアドリフォリオ・ヴェルデの車重は1500kg程度におさまる予定だ。

カーボンファイバーはボンネット/ルーフ/プロペラ・シャフト/フロント・シートのストラクチャーにも使用されるという徹底ぶりだ。

公開時にアルファロメオ/マセラティを統括するハラルド・ウェスターと話したところ、ジュリアは「新しいアルファ・ロメオを形づくるうえでの第1章にあたります」とのこと。

またアルファ・ロメオのデザイン・チーフ、トーレンゾ・ロマコッティは「あえて派手なデザインにはしていないのです」とコメント。「小手先のオーナメントは使用せず、あくまでアルファらしい生き生きとしたキャラクターを表現しました」とも。

内装は、レザー/ウッド/ファブリック/カーボンファイバーで構成され、質感にもかなりの注意が払われている様子。アルファ・ロメオのDNAシステムとインフォテインメント用のコントロールの2つだけに、操作系はまとめられている。DNAシステムは、レース・モードを追加するなどジュリア専用の設計になっているそうだ。

ジュリアに関する情報が極めて少なかったのは、極秘開発チームの拠点が独立していたから。フェラーリとマセラティのファクトリーがあるモデナ近郊で開発が進んでいたようだ。

開発チームを統括したフィリップ・クリーフはジュリアの搭載するV6エンジンに対して “どの回転域でも驚くほどのトルクを発揮し、いかなるギアでもターボ・ラグは皆無ですよ” と語ってくれた。

FCAのボス、セルジオ・マルキオンネは “かつてのアルファ・ロメオ・ブランドを取り戻すための唯一のキー。それがジュリアなのです” とコメント。2018年までには他のモデルを含めて400,000台を売上げたいという意向を示している。

そのために、今年の4月には、フィアット-クライスラーは新しいアルファ・ブランドのエンジンためにテルモリ工場を明け渡し€500,000,000(694億円)の投資をしている。また2018年の終わりまでに7種の新型モデルを投入するプランがあるのだそうだ。

マセラティが開催した別のイベントにてハラルド・ウェスターは、「ドイツのプレミアム・カーは機能一点張りで面白みや心に訴えかけてくる面に欠ける」とも明言している。

将来的に、アルファ・ロメオは ―現在のマセラティと同じように― 効率性よりも強固なキャラクターやうっとりさせるような魅力で勝負したいと語った。

エントリー・レベルのエンジンは ‘アルファ・ロメオのための先進的な高出力ユニット’ と表現されており、おそらく現在アルファ4Cが使用している1750 TBiユニットの後継になることが予想される。

▶ Motoring Month / 67歳のイコン ーー スティーブ・クロプリー 英国版/編集長

 
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