ルイス・ハミルトンの強さ、ライバルが語る(3) ジェイミー・グリーン 2004年ヨーロピアンF3チャンピオン

2018.02.03

サマリー

今回ルイス・ハミルトンの強さを語るのはジェイミー・グリーン。2004年ヨーロピアンF3チャンピオンです。印象的なのは「負けずぎらい」であること。トレーニングキャンプの一幕が、ルイスを象徴しています。

text:Jim Holder(ジム・ホルダー)

もくじ

カートからF3 それぞれのキャリア
とにもかくにも負けずぎらい
おまけ ルイスはドリフトができない?

カートからF3 それぞれのキャリア

10年以上の期間、レーシングカートからF3まで、ジェイミー・グリーンとルイス・ハミルトンは同じレースに参戦し、ポディウムの位置争いをしてきた。グリーンがセンターに立つことも多かった。

彼がフォーミュラ・ルノーに初参戦した2002年、グリーンは年間総合2位で、ハミルトンは3位を獲得する。グリーンはF3に昇格したが、ハミルトンはフォーミュラ・ルノーに残留。その次の2004年、ふたりはヨーロピアンF3で再会し、グリーンは年間チャンピオンを獲得するが、ハミルトンは年間5位で終わっている。

グリーンは経験的なアドバンテージに加えて、クルマとチームの状態がその年は非常に良かったことも有利に働いたと振り返るが、ハミルトンを負かし、また同時期に戦ったニコ・ロズベルグも4位に留めたことは、事実だ。

皮肉なことに、彼らのキャリアは、メルセデスという同じ会社によって、まったく異なる方向へと導かれてしまった。ふたりはメルセデスのジュニア・ドライバーとして活動しており、ハミルトンは8才からマクラーレンとも結びつきがあった一方で、グリーンは20才の頃には、戦績から既に大きな注目を集めていた。

そのグリーンは、F3から、ドイツのツーリングカー・チャンピオンシップ、DTMへ参戦する。因みに彼は、アウディから参戦する、現役のドライバーでもある。ハミルトンはと言えば、フォーミュラ・カテゴリーに残り、F3で優勝し、GP2、F1へとステップアップした。

グリーンは、信頼のあるスポンサーが付き、プロとして好条件で契約できたことから、メルセデスへは感謝している。

また、若手育成のために移籍させられたと、否定的な見方もされているが、恨みはないと言う。「ルイスも、レーシングカートで選出されたドライバーでしたが、すでに何人も行列を作って、次のキャリアを待っていました」

メルセデスのジュニア仲間だった頃を振り返る。

 
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