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2018.10.03

メルセデス・ベンツSLC 戦力外通告? 不人気ゆえ

編集部より

2座コンバーティブルの市場は、世界的に縮小傾向。その煽りを食って、メルセデスはSLCのモデル廃止を検討しています。可動ハードトップで一世風靡したモデルの系譜は、風前の灯となっています。

スペシャリティ市場は縮小

SLCの前身に当たるSLKは1996年に誕生し、世界的な可動式ハードトップの流行に火をつけた、自動車史観からみても意義深いモデルだ。しかし、ダイムラーを率いるディーター・ツェッチェが、その後継モデルは全くの未定だと語ったことから、メルセデス・ベンツSLCの将来が危ぶまれている。

「こうしたスペシャリティカーは、わが社の売り上げ全体におけるシェアを落としています。このところはずっと、中国市場が成長を主導してきましたが、彼らはこの手のクルマにあまり興味を持たないのです」

メルセデスの開発部門の長であるオーラ・ケレニウスも、SLCの名を具体的には挙げないものの、今後のラインナップにおける変革を模索していることを口にしている。

「この20年余り、わが社は絶えることなく資産の拡大を続けてきました。2022年には、40を超えるモデルを用意するつもりです。生み出してきたクルマたちはどれも子どものように可愛いですが、合理的に考えようと思います。経営面から考えれば、スリム化も辞さない構えです。次の10年を見据え、マーケットの動向に応じて需要を満たしていきます」

ケレニウスはまた、さらなるニッチ市場開拓の可能性も示唆した。「創造性を制限することはないでしょう」

 
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