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2019.07.14

フェラーリF1期待の新星 シャルル・ルクレール 才能に疑いなし 勝利は今夜?

編集部より

今年フェラーリチームへの「昇格」を果たしたシャルル・ルクルールですが、すでに2度も惜しい勝利を逃しています。父との別れに際して誓った約束を果たした彼が次に狙うのは、F1での初勝利であり、シルバーストンで行われるイギリスGPが、その舞台かも知れません。

もくじ

ビアンキとの繋がり 特別なタイトル
マルキオンネのお気に入り 父との約束
バーレーンでの輝き 素直さも魅力
勝利は目前 血筋は争えず
番外編:初勝利はシルバーストン?

ビアンキとの繋がり 特別なタイトル

今年、シャルル・ルクレールがザウバーからフェラーリへと「昇格」し、セバスチャン・ベッテルのチームメイトになったことは大方の予想通りだったが、ルクレールのような才能あふれる若手ドライバーが、F1のトップチームでシートを得る確率というのはどれほどのものだろう?

こうした例は、2007年、2度のワールドタイトルを獲得していたフェルナンド・アロンソのチームメイトとして、ルイス・ハミルトンがマクラーレンに加わったのが最後であり、そこでのハミルトンの活躍はご承知のとおりだ。

今年21歳のルクレールは、1961年のイタリアGPにおけるリカルド・ロドリゲス以降、フェラーリでもっとも若いF1パイロットとなったのであり、彼が生まれ育ったモンテカルロでは、父親のエルヴァが1988年のモナコF3レースでデイモン・ヒルに続いてチェッカーを受けている。そして、ふたりでF1のTV中継を見ながら、親子ともどもフェラーリチームを応援していたという。

エルヴェ・ルクレールは、亡くなったジュール・ビアンキの父親、フィリップの親しい友人だった。ビアンキはブリニョールにあるサーキットでカートを走らせていたが、ほどなく幼き日のシャルルも、そこで多くの時間を過ごすようになっている。


カートではビアンキがシャルルの良き指導役だったが、カートの活動資金が不足すると、ジュールのマネージャーを務めていたFIA会長ジャン・トッドの息子、ニコラス・トッドが支援の手を差し伸べ、シャルルを自動車レースへの世界へと導いている。

多くのサポートのもと成し遂げたジュニア時代の戦績によって、シャルルはフェラーリの注目を得ることに成功しており、2017年には、F1直下のカテゴリーであるフォーミュラ2で、史上もっとも若いチャンピオンの座を獲得しているが、その時彼がおかれていた状況が、この記録はさらに忘れがたいものにしている。

当時、父親のエルヴェは末期がんに侵されており、モナコを走る息子の姿を見ることが、彼の残された日々における夢のひとつだったが、F2レース開催の4日前、意識不明の状態に陥ると、一月後にエルヴェは54歳で帰らぬ人となった。

それでも、その直後、シャルルはアゼルバイジャンで開催されるレースのため、バクー行きのフライトに乗らなければならなかった。そして、同じ飛行機に乗り合わせていたのが、フェラーリで当時チーム代表を務めていたマウリツィオ・アルバベーネだった。

 
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