新型小型EV『ホンダ・スーパーワン』プロトタイプ世界初公開! シティターボII、初代NSXと作るひとつのストーリー #オートモビルカウンシル2026

公開 : 2026.04.12 07:05

4月10~12日に幕張メッセで開催中の『オートモビルカウンシル2026』。ホンダのブースに飾られた初公開のスーパーワン(プロトタイプ)、シティターボII、初代NSXは、ひとつのストーリーとなっているようです。

5月下旬発売予定の『スーパーワン』2台を展示

4月10~12日に幕張メッセで開催中の『オートモビルカウンシル2026』。本田技研工業(以下ホンダ)は大きくふたつのテーマで展示している。

まずひとつは、オートモビルカウンシル初日の4月10日に、16日から先行予約を受付開始すると発表した新型小型EV『スーパーワン』(プロトタイプ)を中心とした展示。

ホンダは新型小型EV、『スーパーワン』(プロトタイプ)を中心に展示。
ホンダは新型小型EV、『スーパーワン』(プロトタイプ)を中心に展示。    山田真人

オートモビルカウンシルはヘリテージカーが主役のイベントであることから、ブースにはこのモデルからスーパーワンがインスパイアされたといわれる、『ブルドッグ』の愛称で1980年代に人気を集めたホットハッチ『シティターボII』を展示。当時のワクワク、ドキドキを令和の時代にスーパーワンとして蘇らせたという雰囲気の展示がなされた。

スーパーワンは、グレーのノーマル車と、ホンダアクセスによる純正アクセサリーパーツ装着車の2台を展示。

後者はシティターボIIと同様のホワイトで、ブラックロゴ、フォグランプ、専用ホイール、テールゲートスポイラーなどを装着。ノーマル車よりもシティターボIIを強くオマージュしていることから、『ブルドッグ・スタイル』と名づけられた。

これらのパーツも既に公開されており、5月下旬にスーパーワンと同時に発売予定だ。

発売前から注目を集めているスーパーワンには多くのギャラリーが近寄っていたが、隣のシティターボIIからも「懐かしいね」、「昔乗っていた」といったギャラリーの声が聞こえた。

いよいよ始まった『ホンダ・ヘリテージワークス』

もうひとつは、『ホンダ・ヘリテージワークス』の展示。

昨年のジャパンモビリティショーや今年2月のノスタルジック2デイズでも出展された、真っ赤なボディカラーが美しい、フルレストアされた初代NSXが中心となる。

フルレストアされた初代NSXが中心の『ホンダ・ヘリテージワークス』展示。
フルレストアされた初代NSXが中心の『ホンダ・ヘリテージワークス』展示。    山田真人

ホンダは4月1日から新たに、『ホンダ・ヘリテージワークス』を開始したばかり。初代NSXが対象で、エンジンやサスペンション関連など、要望の多い運動性能に関わる項目をパッケージ化した『基本レストア』と、これに加えて外装と内装のレストアや、個体のコンディションに応じてより細やかで総合的な作業を施す『トータルレストア』の2種類で展開する。

基本レストアの価格は1155万円~、トータルレストアでは外装が660万円~、内装が374万円~と、それなりに高額だ。しかしレストアした車両を購入するよりはコストはかからないし、愛車のNSXを永く乗り続けたいオーナーからの問い合わせは少なくないという。

あまり知られていない話だが、初代シティをベースにエンジンをミドシップ搭載した試作車が作られ、それが初代NSXの開発の始まりだったという。

そういう意味では、今回のスーパーワンとシティターボII、そして初代NSXという展示のブースは、全体でひとつのストーリーを形作っているようだった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事