【たった2年で廃止】なぜ? メルセデス・ベンツのピックアップ「Xクラス」失敗の舞台裏

2020.02.12

100字サマリー

そもそもメルセデス・ベンツが「Xクラス」と呼ばれるピックアップトラックを作っていたことをご存知だったでしょうか? 日本には未導入で、たったの2年で廃止になりました。「失敗の舞台裏」を探ります。

もくじ

Xクラス失敗 やはり、という声が多い?
Xクラス、なぜ中身が日産なのか?
ピックアップトラックには大きく2つの市場
廃止の理由 ダイムラー持ち株会社化?

Xクラス失敗 やはり、という声が多い?

text:Kenji Momota(桃田健史)

「Xクラスが、2020年5月に生産中止が決定」

ドイツの自動車メディアが2020年1月末に伝えた後、欧米メディアの問い合わせに対して、ダイムラー本社が事実であるとを認めた。

メルセデス・ベンツXクラス
メルセデス・ベンツXクラス

2017年に2018年モデルとして発売以来、イヤーモデルとしては2年で廃止となる。メルセデス史上、稀にみる失敗だ。

日本の方は当然、CやEクラスは知っていても、日本未導入のXクラスをほぼ知らないはずだ。Xクラスが、ピックアップトラックだと言われてもピンとこないはず。

メルセデス・ベンツがなぜ、Xクラスを開発し、日本ではXクラスが導入されなかったことについても、理解できないはずだ。

こうした日本人が抱く、Xクラスへの無名度の高さ、または仮にXクラスの存在を知っていたとしても、メルセデスブラントとXクラスとのミスマッチに対する違和感こそが、Xクラス失敗の証明だと思う。

世界中のメディアがXクラスの取り扱いについて、これまで苦労してきた。

Xクラス発表以来、世界各地のモーターショーなどで海外メディアと意見交換すると、「Xクラスという存在自体にかなり無理があるのでは?」という声を多く聞いた。

各国メディアのXクラス試乗記を見ても、「日産車をわざわざメルセデスと名乗ることに対する違和感」を示す、かなり手厳しい内容が多かった。

 
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