【今宵も貴方に特別なひと時を】日本オリジナル・コンセプト・モデル『BMW X7錦ラウンジ』完成

公開 : 2025.02.05 11:05

BMW X7錦ラウンジの工芸架飾

すべてのフロア・マットは、川島織物セルコンによって仕上げられている。優しく包み込み、光り輝く安らぎの夜空を、一本の糸を部分的に染め分ける染色方法である絣染めを用いて表現することで、乗員を心地良い雰囲気に誘っている。デザインのテーマは宇宙であり、星の煌めきを表現するためにシルバー系の糸ではなく、敢えて、扱いが難しい絣を用いている。また、宇宙を表現するため、絣糸、紫、紺、黒の4色の中から選んだ5本を撚り合わせた7種類の撚糸を使用している。

川島織物セルコンは、1843年に京都で創業した織物メーカーであり、古くは明治宮殿、近年では京都迎賓館や数々のラグジュアリー・ホテルに織物を納入するなど、その唯一無二のクオリティーが高く評価されている。熟練の職人による伝統的な手織り技術に加え、現代ならではのテクノロジーを駆使した機械織りも積極的に取り入れ、文化の継承と未来へつながる技術革新の探求に力を注いでいる。

BMW X7錦ラウンジ
BMW X7錦ラウンジ    ビー・エム・ダブリュー

トリムおよびシフト・スイッチ、iDriveコントローラーまわりは、楽芸工房によって仕上げられている。広大な宇宙空間と煌めく星々を箔泊装飾で表現することで、車室内を豪華絢爛に彩っている。漆を接着剤として利用する技術を用い、漆を使う量を繊細に操ることにより、貼り付ける箔の輝き、色味を変化させ、繊細な輝きを演出している。

楽芸工房は、京都・西陣で箔屋としての歴史を重ねてきた村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業し、西陣織の特徴のひとつである引箔の製造を行なっている。300年以上前に開発されたと言われているこの引箔による箔を織り込む技術を、楽芸工房は今もなお支え守り続けている。世界に誇る西陣織の芸術性と高度な技術を継承する一方、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりにも積極的に取り組んでいる。

センター・コンソールは、kuska fabricと楽芸工房によって仕上げられている。宇宙空間の果てしない広がりを丹後織と箔装飾で表現することで、日本独特の和のイメージと、ドイツのクラフトマンシップを融合している。『星がきらめくやすらぎの空間』をコンセプトに、機械を使用することなく手織りのジャガード織りにこだわり、さらに、4mm、3mm、2mmとレザーの太さを変えることによって平面的ではなく、繊細かつ立体的な仕上がりとし、その上に施された箔装飾によって星がきらめく世界観を表現している。

kuska fabricは1936年にちりめん製造販売業を開始し、1つ 1つの素材と対話をし、一越しひとこし職人の手仕事から生まれる豊かな膨らみと陰影、そして優しい風合いを未来に届けている。『丹後織物300年の美しいものづくりと誇りを胸に』、唯一無二のグローバル・ブランドを目指している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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