【次世代プロパイロットに採用】日産と英ウェイブがAI導入の次世代運転支援技術開発で協業
公開 : 2025.12.19 07:05
日産と英ウェイブ社が次世代プロパイロットに関する協業の契約を締結しました。ウェイブのAI技術と日産のADASを組み合わせることで、低コストで多様なモデルへの次世代運転支援技術の導入・展開が期待されます。
日産と英ウェイブが次世代プロパイロットで協業
日産自動車と英国のAIスタートアップ企業ウェイブ(Wayve)は、次世代の自動運転技術『プロパイロット』に関する協業契約を締結した。
この提携により、ウェイブの『エンボディドAIソフトウェア』と日産のADAS(先進運転支援システム)が組み合わされることになる。

日産はグローバルな自動車メーカーとして初めて、ウェイブの『AIドライバー』を量産車に採用することを決定。この新システムにより、従来の運転支援から複雑な都市環境におけるポイント・ツー・ポイントの高度な自動運転までが、今後登場する幅広い車種でサポートされる。
AI技術を次世代ライダーに融合
日産は2016年に高速道路の単一車線でドライバーの運転を支援する『プロパイロット』を市販車で初めて搭載し、2019年には複数車線での運転支援と同一車線内でのハンズオフを可能とした『プロパイロット2.0』を実用化した。
それらの実績を踏まえ、今年の9月には『ウェイブAIドライバー』と日産の次世代ライダー(LiDAR)を活用した『グラウンド・トゥルース・パーセプション』技術を組み合わせた、『次世代プロパイロット』をアリアに搭載した試作車を公開した。

この試作車では、高速道路から一般道までシームレスに対応する高度な自動運転性能が実証されている。
日産は、この革新的なAI技術を2027年度に国内で発売する新型モデルへ初搭載する計画である。
様々な量産車への展開
今回の契約は、ウェイブのAI技術の導入により、追加開発を最小限に抑えつつ、異なる都市や車両プラットフォームへ効率的に対応できる柔軟性が期待される。
また、カメラやレーダー、ライダーといった多様なセンサー構成との組み合わせも可能であり、車種を問わずインテリジェントな運転支援の実現が可能となる。

両社は量産車から得られる実世界の走行データを通じて、システムの継続的な改善と競争力の強化を目指していく。
モビリティの未来を拓くパートナーシップ
日産のイヴァン・エスピノーサ社長は、今回の合意がより安全で自由な移動を実現するための重要な一歩であると述べている。
また、ウェイブのアレックス・ケンダルCEOも、日産のエンジニアリング力と自社のAI技術を融合させることで、自動運転の革新が加速することに期待を寄せた。

両社は先進技術を幅広い顧客へ提供し、インテリジェントな未来の創造に貢献する方針である。
このパートナーシップは、既存の運転支援の枠を超え、次世代のモビリティ社会を象徴する取り組みとなるであろう。














