【映画公開40年で人気再熱】購入から34年!日本一乗っている『デロリアンの匠』に聞く、欲しい人に知って欲しいこと

公開 : 2025.05.31 11:45

30年前と比べると今は維持しやすい環境?

デロリアンは、ぶつけると板金修理が大変なイメージですが……。

「デロリアンの外板のほとんどがパテ修正の出来ないステンレスの地金で、よほど熟練の方でなければ、凹みをなかったことにするには難しいです。前後バンパーは樹脂ですがパテ修正しても脱着時に割れてしまうので、交換になってしまう場合が多いです。豊橋のDMCジャパンに預けて気長に待つくらいでしょうか」

「いつ壊れるか分からないタイヤ付きのビックリ箱くらいの覚悟を持って気長に楽しんで」と橋本さん。
「いつ壊れるか分からないタイヤ付きのビックリ箱くらいの覚悟を持って気長に楽しんで」と橋本さん。    加藤久美子

―橋本さんにとってのデロリアンの魅力を教えてください。

「元々クルマに興味が有ったわけではなく、錆びないボディで、カッコ良くドアが上に開くのが良いなと思っていた所にドンピシャの車種が現れたので、デロリアン一択でした。

皆は止めましたが、その後の惨劇の数々など想像もせずに、超楽観的に買ってしまいました。人より速く走らせることも大きな音をさせることも興味がなく、好きな形の自動車が動いて運転できちゃうだけで、満足しています」

―デロリアンが欲しい! という方に対してぜひアドバイスをお願いします。

「私の頃と違って、家みたいな価格になってしまいましたが、30年前と比べたら段違いに維持しやすい環境にはなっています。ただ、国産車を買う感覚で乗ると痛い目を見ますので、いつ壊れるか分からないタイヤ付きのビックリ箱くらいの覚悟を持って気長に楽しんでいただければ思います。

線のこちら側で、皆さんが踏み込んで来られるのをお待ちしています。きっと楽しいです!」

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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