名車デロリアンDMC-12 年内に「復活」予告 高級志向のEVスポーツカーに?

公開 : 2022.02.15 18:25

デロリアン・モーター・カンパニーはSNSで、DMC-12をEVとして復活させることを予告しました。

イタルデザインも協力? 復活計画進行中

米テキサス州に拠点を置くデロリアン・モーター・カンパニーが、2022年に伝説的な名車をEVとして復活させようとしている。同社は、1995年に元の会社の名前とブランドの権利を取得した英国人エンジニア、スティーブ・ウィンが設立した会社だ。

デロリアン・モーター・カンパニーはSNSで暗号めいた文章を投稿し、デロリアンDMC-12を現代風にアレンジした新型車の登場を予告した。「EVolved」や「Luxury」といったハッシュタグからは、1981年のオリジナルモデルよりも高級感を強調したEVになることが伺える。

デロリアンDMC-12
デロリアンDMC-12

同社がDMCの復活計画をほのめかしたのは、今回が初めてではない。発売から40年を迎えた昨年、デザイン会社のイタルデザインが同様のティーザー画像を公開し、このプロジェクトに協力していることを示唆している。

イタルデザインは、初代DMCの特徴的なステンレス製ボディの造形を担当した自動車デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが設立した会社である。

新型車がオリジナルデザインに忠実な無塗装ステンレスになるかどうかは不明だが、少なくともガルウィングドアは採用することになるだろう。

パワートレインの供給元も明らかにされていないが、注目すべきはイタルデザインの動向だ。同社は最近、英国のウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングとパートナーシップ契約を結び、少量生産メーカー向けにオープンソースのEVプラットフォームを共同開発することになったのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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