【タイムスリップ・ガレージ】伝言板に『XYZ』の文字!世代を超えて語り継ぎたいクルマ&バイクを懐かしの展示と共に #JMS2025

公開 : 2025.10.31 11:45

ジャパンモビリティショー2025では、モビリティカルチャー合同展示として『タイムスリップ・ガレージ』を開催。戦後から現代まで発売されてきた様々モビリティが、時代を表すブースやグッズと共に展示されています。

その時代の様々な展示と共に楽しむ

ジャパンモビリティショー2025では、東7ホールでモビリティカルチャー合同展示として『タイムスリップ・ガレージ』が開催されている。

こちらは各メーカーが合同で、戦後から現代まで発売されてきた様々なモビリティを、その時代を表すブースやグッズと共に楽しんでもらう企画だ。具体的には1970年代まで、1980~1990年代、1990~2000年代という3つの年代にカテゴライズしながら、展示を行っている。

『タイムスリップ・ガレージ』に展示中のトヨタ・セルシオ。奥の伝言板に『XYZ』の文字が……。
『タイムスリップ・ガレージ』に展示中のトヨタ・セルシオ。奥の伝言板に『XYZ』の文字が……。    山田真人

1970年代までは高度経済成長期の余韻があり、自分らしさを表現するようになった時代。初代スズキジムニー、プリンス・スカイライン2000GT、カワサキZ1などが登場した。

1980~1990年代は、ポップカルチャーやバブル景気が特徴。ラグジュアリーさが求められ、ホンダシティ、FFジェミニ、ヤマハ・ジョグなどが登場した。

1990~2000年代は多様なライフスタイルが求められ、ダイハツコペンマツダRX-7、トヨタ・エスティマなどが登場。また、『もっと速く』という欲求はモータースポーツの発展へと繋がり、市販車へ還元されていった。

事前の説明会で担当者は、「世代を超えて語り継ぎたいクルマ、バイクに出会える」と表現。実際にブースを訪れてみると、そういったクルマたちだけでなく、駄菓子屋さん、公衆電話、テレビゲームなど懐かしいブースや展示もあり、確かに幅広い年代が楽しめそうな内容となっていた。

なお筆者は1970年代生まれだが、漫画&アニメで大人気となった『シティーハンター』でお馴染み、伝言板に『XYZ』の文字が書いてあるのに激しく反応してしまった(注:プレスデイ2日目の最後には消えていました)。

展示内容や車両は以下のとおりとなる。気になった方は、ぜび東7ホールへ。

『技術への挑戦』が日本を牽引

1:技術への挑戦

たゆまない『技術への挑戦』が技術立国日本を牽引した時代。
・たま電気自動車(日産自動車)
・ホンダ・シビックCVCC&エンジン(本田技研工業)

2:ライフスタイルとつながるモビリティ

技術発展の裏で、環境問題と多様化する社会とクルマの関係性が進化していく過程の時代。
・スズキ・ジムニー(スズキ)
・カワサキ900スーパー4(Z1/カワサキ)
・ホンダ・ドリームCB750FOUR-K(本田技研工業)
フォルクスワーゲン・タイプ1(トヨタ博物館)
フォードマスタング・ハードトップ(トヨタ博物館)
・YS-11エンジン・ロールス・ロイスRB.53ダートMk.543-10(所沢航空発祥記念館)
・YS-11 1/20模型(所沢航空発祥記念館)

3:速さへのあこがれ

ブース内で駄菓子屋さんを再現した『有明商店』。
ブース内で駄菓子屋さんを再現した『有明商店』。    山田真人

速さは、単なる性能ではなく、挑戦、革新、感性を乗せた『文化の器』として、モビリティの意味を広げていった。
・プリンス・スカイライン2000GT(日産自動車)
・スズキRGΓ500(XR35/スズキ)
・カワサキKR350 (カワサキモータース)
・ヤマハYZR500 (ヤマハ発動機)
・ホンダNSR500(本田技研工業)
三菱ランサー・エボリューションIIIグループA(1996年1000湖ラリー優勝車/三菱自動車工業)
スバルインプレッサ555(1996年サンレモラリー参戦車両/スバル)
・三菱パジェロ(1985年ダカール・ラリー優勝車/三菱自動車工業)
マクラーレン・ホンダMP4/4(本田技研工業)

4:経済と日本車の黄金期

世界に肩を並べ世界をリードする、そんな日本の名車が数多く生み出された日本車の黄金期。
・トヨタ・セルシオ(トヨタ自動車)
・スバル・レガシィ・ツーリングワゴン(スバル)
いすゞジェミニ(いすゞ自動車)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。

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