日産エクストレイルに『ニスモ』新登場 「走り」に焦点 欧州では1000万円に迫る可能性も

公開 : 2025.08.22 18:45

日産は『エクストレイル』のマイナーチェンジを実施し、新たに『ニスモ(Nismo)』仕様を設定しました。パワートレイン、エアロ、サスペンションをアップグレードし、スポーティな走行性能と外観を実現しています。

スポーティな新仕様を追加

日産は、『エクストレイル(X-Trail)』の改良新型を日本国内で発表した。内外装をリフレッシュするとともに、スポーティな『ニスモ(Nismo)』仕様を追加した。

ニスモ仕様の要となるのは、サスペンションメーカーのKYB製のスイングバルブ(Swing Valve)ダンパーだ。従来のダンパーよりも低速域での衝撃吸収性能が向上しているとのこで、日産は、ボディコントロールと乗り心地のバランスが改善されたと述べている。

日産エクストレイル・ニスモ
日産エクストレイル・ニスモ    日産

新しい20インチアルミホイールには、他のグレードよりも20mmワイドなミシュラン・パイロットスポーツEVタイヤを装着する。また、新しいシャシー設定に合わせて、電動パワーステアリング・システムも改良されている。

ニスモのパワートレインは、1.5Lガソリンエンジンと2基の電気モーターを組み合わせたeパワーの四輪駆動バージョンだ。エンジンは車輪を駆動するのではなく、モーターの発電機として機能生する。フロントモーターは最高出力204ps、リアモーターは136psを発生する。

日産は四輪駆動システムのセットアップを調整し、後輪に伝達されるパワーの割合を増やした。これにより、コーナリング時の高いライントレース性を実現したという。

外観では、ニスモのシグネチャーである赤いアクセントを特徴とするアグレッシブなものとなった。新しいデザイン(特にフロントスプリッターとリアディフューザーのボリュームアップ)により、標準モデルと比較して揚力を29%削減したとされている。

インテリアでは、より厚手のボルスターを備えたレカロ製バケットシートがオプションで用意されている。

改良新型エクストレイルの日本での価格は384万3400円から、エクストレイル・ニスモは541万6400円からとなっている。

新たに設定されたエクストレイル・ニスモについて、欧州や英国での販売はまだ確定していないが、最近アリア・ニスモが導入されたことを考えると、発売の可能性は高いと思われる。ただし、価格は大幅に高くなる見込みだ。

英国における従来型エクストレイルの最上位グレード『テクナ(Tekna)』は、四輪駆動で4万6135ポンド(約915万円)から販売されている。ニスモはさらなる上位に位置づけられることから、5万ポンド(約1000万円)に迫る可能性もある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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