アストン マーティン新型『DB12 S』発表 V8ツインターボで700ps 排気音とハンドリングも強化

公開 : 2025.10.09 11:45

アストン マーティンは新型の高性能スポーツカー『DB12 S』を発表しました。4.0LツインターボV8エンジンの出力を20psアップし、4本出しエグゾーストやリアスポイラーを採用。シャシーも強化されました。

DB12の最上位グレード登場

アストン マーティンは、DB12の新たな最上位グレードとなる『DB12 S』を発表した。一連のアップグレードにより、最高出力は700psに強化されるなど、よりハードコアな仕様となっている。

新型DB12 Sは、ヴァンテージSやDBX Sに続き、『S』バッジを冠した高性能モデルである。Sのバッジの歴史は古く、初登場は1953年のDB3 Sだ。

アストン マーティンDB12 S
アストン マーティンDB12 S    アストン マーティン

DB12 Sでは、パワートレイン、ステアリング、エレクトロニクスに変更を加え、加速性能やハンドリングをシャープに仕上げている。

アストン マーティンの車両性能担当ディレクター、サイモン・ニュートン氏は、一連の改良により「同じプラットフォームの中で、新たな深みのあるキャラクターと性能を探求する、並外れた可能性」が生まれたと語った。

最も注目すべき変更点は、4.0LツインターボV8エンジンだ。出力は20psアップし、700psを発生するようになった。これにより、0-97km/h加速タイムは0.1秒短縮されて3.4秒となったが、最高速度は325km/hと変わらない。

アストン マーティンによると、4本出しのステンレススチール製のスポーツエグゾーストを採用したことで排気音は標準のDB12よりもアグレッシブに仕上げられ、ドラマチックな感覚が加わっているという。また、音量を1.5dB高める「パワフル」なチタン製エグゾーストもオプションで用意されている。

そのほか、ダンパーチューニング、より剛性の高いリアアンチロールバー、そしてステアリング調整といったシャシー関連の変更により、アジリティとコーナリング時の安定性、そして全体的なバランスが向上している。

新しいフロントスプリッター、ボンネットスクープ、固定式リアスポイラーも、性能の高さを物語っている。

インテリアでは、レッドのドライブコントローラー、シートベルト、ステッチが特徴的だ。ヘッドレストにはSバッジの刺繍が施されている。インテリアはフルレザー、セミアニリンレザー、アルカンターラから選択可能だ。

価格は未発表だが、DBX SやDBX 707と同様、DB12 Sも標準車と同じ20万ポンド(約4000万円)前後からとなる見込みだ。

ボディタイプは、『クーペ』とロードスターの『ヴォランテ』の2種類が用意される。英国では2026年第1四半期に納車開始予定とされている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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