【実はフルモデルチェンジ】出足好調の新型三菱デリカミニは幅広く使えるオールラウンダー!デリ丸パッケージはマストアイテム?

公開 : 2025.11.19 11:25

カヤバ製『プロスムーズ』ダンパーの効果

軽スーパーハイトワゴンゆえ、ワインディングロードをガンガン攻めるような走りは試していないが、ハンドリングは好レスポンスで、ロールも適度で、しかも乗り心地はいい。これには、カヤバ製の『プロスムーズ』ダンパーなど足まわりのチューンが効いているようだ。4WDはさらに専用チューニングされている。

今回は残念ながら高速道路を走る機会はなかった。MIパイロットなどの運転支援機能は、いずれあらためて試してみたい。

試乗会場で片側の前輪をローラーに載せてスタックした状態を試すことができた。
試乗会場で片側の前輪をローラーに載せてスタックした状態を試すことができた。    平井大介

また、悪路も走れなかったが、試乗会場で片側の前輪をローラーに載せてスタックした状態を試すことができた。5つになったドライブモードは『ノーマル』でもグリップコントロールが効いて、アクセルを踏み込んでいれば空転している前輪をブレーキ制御して他の車輪にトラクションがかかり脱出できるが、『グラベル』にすればアクセル開度が小さくてもスムーズに脱出できる。

これらの機能も、ウインタードライブなどで試したいところだ。またヒルディセントコントロールは4〜30km/hまで対応するようになり、ショッピングモールの自走式立体駐車場などでスロープを下るときにも使えそうだ。

グーグル・アシスタントはレスポンスも良く、カーナビの設定やエアコンの調節なども音声入力で対応してくれる。3Dマルチアラウンドモニターでは、車両の下が透けて見えるような映像を映すフロントアンダーフロアビューもあり、タワーパーキングやセルフの洗車機に入れるときなどに便利だ。

運転席で身長172cmの筆者がベストポジションを取り、その後ろでリアシートを一番前にして座っても、ニースペースはコブシ半分くらいある。いちばん後ろに下げたら、シートバックの折りたたみテーブルに手が届きにくいくらいだ。シートアレンジも多彩で、収納スペースも多い。

フル装備とはいえ、軽スーパーハイトワゴンで300万円近い車両価格は少し高いと感じるかもしれない。だが、装備の充実度はひとクラス上のコンパクトカー以上ともいえる。大きいクルマは要らないけれどファーストカーとして街乗りからロングドライブまで、オールシーズンで永く付き合いたいのなら、このデリカミニは悪くない選択だろう。

三菱デリカミニのスペック

三菱デリカミニ Tプレミアム(4WD)デリ丸パッケージ
全長×全幅×全高:3395×1475×1815mm
ホイールベース:2495mm
車両重量:1050kg
エンジン:直3 DOHCターボ
総排気量:659cc
最高出力:47kW(64ps)/5600rpm
最大トルク:100Nm(10.2kg-m)/2400-4000rpm
トランスミッション:CVT
駆動方式:フロント横置き4WD
燃料/タンク容量:レギュラー/27L
WLTCモード燃費:17.8km/L
タイヤサイズ:165/60R15
車両価格:290万7300円

三菱デリカミニ Tプレミアム(4WD)デリ丸パッケージ
三菱デリカミニ Tプレミアム(4WD)デリ丸パッケージ    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

日産&三菱の軽スーパーハイトワゴン、フルモデルチェンジ祭り!の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事