ベストセラーの高級SUV 新型『レンジローバー・イヴォーク』2027年以降デビューへ EVとして抜本的に生まれ変わる

公開 : 2025.11.25 17:25

内外装デザイン

基盤部分は抜本的な刷新が予定されているが、デザインはおそらく現行モデルからの進化形となるだろう。2018年に発売された2代目モデルも、初代モデルのデザインを踏襲している。

しかし、JLRの元CEOであるティエリー・ボロレ氏が以前示唆したように、EMAプラットフォームの導入によりボディサイズが変わる可能性もある。

レンジローバー・イヴォーク(現行型)
レンジローバー・イヴォーク(現行型)

ボロレ氏はEMAについて「JLRの車両に独自のプロポーションと性能をもたらす」と述べていた。新型ヴェラールはこれに当てはまり、従来と異なるボディ形状と、3列目シートの採用が予想されている。しかし、イヴォークへの影響は現時点では不明だ。

いずれにせよ、EMAプラットフォームのフラットフロア設計により、車内空間が拡大することは間違いない。これにより後部座席のスペースが拡大し、トランク容量も若干増加するだろう。現行モデルのトランク容量は591Lで、同クラス最高水準にある。

インテリアでは高級感ある素材を使用し、ミニマルでハイテク中心のレイアウトを採用すると予想される。

EMAの800Vアーキテクチャーにより、運転支援システムやクラウド接続機能の高度化も可能となる。アウディBMWメルセデス・ベンツといった競合他社がすでに展開しているレベルに匹敵するものとなるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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