強インパクトなHVリムジン BMW 750e xドライブ(1) 幸せ生む後席 G70のハード概説
公開 : 2025.11.25 18:05
Sクラス Lより長いG70型7シリーズ インパクト強いフロントマスク 豪奢な内装に競合より広い後席 流暢なパワートレインの秀でた動力性能 印象的な落ち着き 歴然の進化 UK編集部が試乗
SクラスのLより長い全長5391mm
「7」は、世界中でラッキーナンバーとみなされている。BMW 7シリーズにとって最大の市場の1つ、中国でも。現行型のG70の開発が始まったのは2017年で、生産が始まったのは2022年の7月。果たして、オーナーは幸福へ浸れているに違いない。
2025年の英国で提供される7シリーズは、490psの750e xドライブと、572psのM760e xドライブという、2種類のプラグイン・ハイブリッド。今回の試乗車は、前者の方だ。ご存知の通り、バッテリーEVのi7も併売されている。

先代と異なり、ホイールベースは1種類のみ。ショートではなく、ロングが残ったと考えていいだろう。メルセデス・ベンツSクラスのロングホイールベース版より、全長は100mm以上長い5391mm。ベントレー・フライングスパーですら、約70mm短い。
この大きさを軽減するべく、アクティブ後輪操舵を指定可能。試乗車には、エグゼクティブドライブ・サスペンションというオプションの一部として備わった。アダプティブ・エアサスは標準。路面へ追従するような、自然で上質な乗り心地が好ましい。
インパクト強いフロント 電気で最長78km
プラットフォームは、iXや5シリーズも採用するCLAR。アルミニウムとスチール、カーボンファイバーが適材適所で用いられた、先代7シリーズの進化版といえる。
3.0L 直列6気筒エンジンは、フロントへ縦積み。197psの駆動用モーターは8速ATと一体で、各シャフトを介して前後アクスルが駆動される。駆動用バッテリーは17.6kWhの容量で、フロア内へ敷き詰められ、電気で最長78km走れると主張される。

スタイリングは、見る人によって判断が分かれる部分。フロントマスクは、巨大なキドニーグリルとブラックのボディトリムが大半を占め、切れ長なヘッドライトと相乗し、インパクトが強いことは間違いない。サイドやリアは、上品さを漂わせる。
車重は、AUTOCARの計測で2472kgという重量級。先述のシャシー技術が、その重さを包み隠すが。前後の重量配分は、53:47と前寄りだ。
至って豪奢な内装 ライバルより広い後席
インテリアは、想像通り至って豪奢。試乗車は装備が控えめで、後席で大画面を楽しめる31インチ・シアタースクリーンや、助手席を前方に寄せられるエグゼクティブ・ラウンジシートという、VIPが喜びそうなオプションは備わらなかったが。
以前に体験した限り、その効果は間違いなし。よほどうるさいご要人も、不満は漏らさないだろう。メルセデス・マイバッハSクラスやレクサスLMには、及ばないとしても。

豪華オプションがなくても、車内はプレミアム。後席の前後長は、主な競合サルーンより数10mm広い。レーザーカットのスピーカーグリルは間接照明で灯り、怪しく光るスカイラウンジ・ガラスルーフが、特別な移動手段に乗っていると実感させる。
ドアハンドルの先には、シートヒーターやオーディオなどを操作できる、スマートフォンサイズのタッチモニター。標準のシートはリクライニングしないものの、柔らかいクッションは肉厚で、ラウンジのように快適至極だ。
























































































































