【第15回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:年末年始に取り組みたい カーDIYのススメ

公開 : 2025.12.03 12:05

ドラレコやスピーカーなど大物にもチャレンジ

作業の手間は少しかかりますが、『ドライブレコーダー』もDIY作業をしやすいアイテムです。

一般的な前後2カメラモデルの場合、フロントカメラを内蔵した本体とリアカメラユニットの2ピース構成で、本体はフロントガラスの上部20%以内の範囲で視界の妨げとならない部分に貼り、リアカメラはリアガラスの熱線とできるだけ干渉しない位置に貼ります。電源は車両のアクセサリーソケットにプラグを差し込むだけです。

ドライブレコーダーの取り付け場所はフロントガラスの上部20%以内の範囲と決められている。
ドライブレコーダーの取り付け場所はフロントガラスの上部20%以内の範囲と決められている。    浜先秀彰

これで動作はしますが、見映えが悪くならないように、内張りの裏側や透き間にケーブルを取り回していき、場所によってはコードクリップも使います。

ミラー型ドライブレコーダーやデジタルルームミラーの場合には、純正ルームミラーにミラー型の本体を重ねて付属ゴムバンドで固定する作業をプラスします。電源ケーブルが常時ソケットに刺さっているのが気になる人は、市販の電源取り出しケーブルを使って車両ヒューズからの電源取得もできますが、作業はやや複雑になります。

カーAVシステムでは、カーナビやディスプレイオーディオなどメインユニットは配線が多いためDIY作業は難しくなりますが、『ドアスピーカー』の入れ替え作業であればチャレンジしても良いかもしれません。

ただしドアの内張りやスイッチ類を外したり、配線をドア内部に取りまわしたり、純正スピーカーユニットを取り外す手間はかかりますので、作業に要する時間は早くても片側で1~2時間となります。

カロッツェリアブランドを展開するパイオニアでは車種別の取り付け情報を公開しており、大いに参考になります。

DIY取り付け作業は、単純に工賃を浮かすという目的だけでなく、自分のクルマの構造を詳しく知ったり、手をかけることで愛着も湧くなど、クルマ好きであれば楽しみを多く見つけられます。ゆっくりと時間を確保して、日曜大工ならぬ『日曜カーDIY』、オススメです。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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