【第13回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:カースピーカーのグレードアップは『交換』、『追加』で!

公開 : 2025.10.01 19:45

AUTOCAR JAPANのカーグッズ情報を担当する浜先秀彰が、商品選びのコツや業界の気になる話を月イチで紹介。今回のテーマはカースピーカ―。車内でいい音を楽しむことは、意外と簡単にできそうです。

カーオーディオ本体を交換しなくても大丈夫

愛車のカーAVシステムの音質に不満ではありませんか? お気に入りの曲をもっとイイ音で聞きたい! と思っていませんか?

だからといってカーナビやカーオーディオ本体をハイグレードモデルに交換するのは費用が掛かりすぎるし、クルマによっては本体交換が物理的に難しい場合もあります。現状の音にガマンしているという人も多いことでしょう。

カロッツェリア TS-WX140D:助手席シート下に納まる小型ボディながら170Wパワーアンプと20×13mアルミニウム振動板によってクラスを超えた重低音を発揮するパワードサブウーファー。
カロッツェリア TS-WX140D:助手席シート下に納まる小型ボディながら170Wパワーアンプと20×13mアルミニウム振動板によってクラスを超えた重低音を発揮するパワードサブウーファー。    パイオニア

そこで注目してほしいのが、音の出口であるスピーカーの『交換』や『追加』です。

カロッツェリアやケンウッドアルパインといった国内カーAVメーカーはもちろん、多くの海外メーカーからもさまざまな製品がリリースされています。これらを利用すれば、費用を抑えつつ比較的簡単に高音質化が図れるのです。

今回は導入しやすいジャンルのカースピーカーをいくつか紹介しましょう。

「もっと迫力のある音を手に入れたい」という人には『パワードサブウーファー』の追加がオススメです。

一般的にサブウーファーと呼ばれているジャンルのスピーカーは、ドアなどに標準装着されているスピーカーよりも低域の再生を得意としているもので、ズンズンと体に響くような音を生み出すことが可能です。

市場の中心となっているパワードタイプは、パワーアンプを内蔵しているため設置がしやすく、フロントシート下やラゲッジスペースなどに取り付けます。

機種によってはリモコンが付属しているため、運転席から曲や気分に合わせて低音の効き具合を調整可能。カーナビやカーオーディオによってはサブウーファーも含めた音質調整ができますので、出しゃばり過ぎないさりげない低音をプラスしたり、純正スピーカーと組み合わせた自然な音を生み出すこともできます。

ちなみにサブウーファーはサイズが大きくなるほどパワーを発揮する傾向にありますが、そのぶんスペースを必要とするので、愛車の大きさや好みに合わせてバランスの取れたモデル選びが必要です。

『欲しい音』に合わせて交換、追加を

「音が足元にこもってしまうので、クッキリとした音が聞きたい」という場合には『チューンアップトゥイーター』を利用するといいでしょう。トゥイーターとはおもに高音を受け持つスピーカーで、ミドルクラス以上のカーAVシステムを備えているクルマであればドアミラーの内側やダッシュボード上に装備されています。

チューンアップトゥイーターは、この高音担当のスピーカーを手軽に追加できるユニットとなります。高音は指向性が強くリスナーの耳に直接届いてくるため、『あり』と『なし』では大違い。いつも聞いていた曲がハッキリクッキリ華やかに聞こえてきます。

カロッツェリアTS-T740:ハイレゾ音源再生にも対応したチューンアップトゥイーター。透明感と伸びのある高音を生み出し、臨場感あふれる音楽再生を実現する。高級感のあるルックスも魅力。
カロッツェリアTS-T740:ハイレゾ音源再生にも対応したチューンアップトゥイーター。透明感と伸びのある高音を生み出し、臨場感あふれる音楽再生を実現する。高級感のあるルックスも魅力。    パイオニア

設置位置や角度を上手く調整することで音の届き方は微調整ができます。

そして「もっと臨場感にあふれ音に包み込まれたい」というリクエストに応えてくれるのが、『サテライトスピーカー』です。

これはミニバンやワゴン、SUVなどセダン以外のリヤゲートを持つクルマに適合しており、純正スピーカーに追加する形で利用します。

取り付け場所は、ラゲッジスペース上方左右の内張りなどから専用ブラケットを使って吊り下げるようにして装着します。音を遮るものがない乗員の頭上後方から発せられる音は車内全体に行きわたり、ライブ感のアップに効果的です。後席の乗員が音を聞き取りにくいという不満にも対応ができるでしょう。

見える場所に装着するためデザインにも配慮されており、ドレスアップ効果も期待できます。

また、比較的価格が抑えられているため、手軽に導入ができるのも嬉しいところ。カロッツェリアでは1万円台前半から購入ができます。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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