今こそ注目したい黄金期 1990年代前半の名車 47選(後編) 解き放たれる強烈な個性
公開 : 2025.12.03 12:05
1990年代に登場したクルマは、信頼性や安全性など現代的な要素とクラシックな魅力を併せ持っています。中古車も比較的入手しやすい状態で、まさに「黄金期」とも言えるこの時代の名車を47台紹介します。
もくじ
ーヴォグゾール・オメガ(1994-2003年)
ーポルシェ911カレラ(993)(1994-1998年)
ーアウディA4 B5(1994-2001年)
ースバル・インプレッサ・ターボ2000(1994-2000年)
ートヨタRAV4(1994-2000年)
ーアウディA8 D2(1994-2002年)
ーアストン マーティンDB7(1994-2004年)
ーMGF(1995-2002年)
ープジョー406(1995-2005年)
ーBMW 5シリーズ(E39)(1995-2003年)
ーフィアット・バルケッタ(1995-2005年)
ーアルファ・ロメオGTV/スパイダー
ークーペ・フィアット(1995-2000年)
ーフィアット・ブラーボHGT(1995-1999年)
ー日産スカイラインGT-R(R33)(1995-1998年)
ージャガーXJR(1994-1997年)
ヴォグゾール・オメガ(1994-2003年)
1990年代にオメガを運転していた人と言えば、ヴォグゾールの管理職か、英国の高速道路を往復していた警察官くらいだろう。残念ながら、エグゼクティブカーとしての地位は確立できなかった。しかし、MV6はV6エンジン、マニュアル・トランスミッション、後輪駆動を備え、非常に楽しいクルマだった。

ポルシェ911カレラ(993)(1994-1998年)
名高い993世代の911は6万ポンド(約1200万円)以下で数多く出回っているが、安いのには理由がある。タルガやカブリオレの人気は低く、四輪駆動、ティプトロニック・トランスミッションもあまり好まれない。しかし、後輪駆動でマニュアルのクーペは、価値上昇が期待されるクラシックカーであり、素晴らしいドライバーズカーでもある。時代を超えて愛せる1台で、崇高な魅力に満ちたスポーツカーである。

アウディA4 B5(1994-2001年)
アウディが成熟期を迎え、主流に躍り出たクルマだ。初代A4はジュニア・エグゼクティブカーとしては最高にエレガントだった。内装もアウディらしく上質で、状態の良い1.8Tクワトロスポーツを見つけたら手放さないようにしよう。BMWのE30型3シリーズと同じ道を辿るはずだ。

スバル・インプレッサ・ターボ2000(1994-2000年)
ある年代の人なら、ラリーの英雄コリン・マクレー氏の姿を思い浮かべた時、青と黄色のクルマも同時に浮かぶだろう。確かに、これほど見栄えの良いインプレッサはその後も現れていない。英国ではプロドライブ社による精巧な特別仕様車によって評判がさらに高まり、ハンドリングの良さにおいてもこれ以上はないと多くの人が口を揃えるだろう。
インプレッサ・ターボ2000は1994年に英国に登場した。日本向けのインプレッサWRXの名称を変更したもので、210psのボクサーエンジンとスバルが誇るセンターデフ式シンメトリカル4WDシステムを搭載している。0-100km/h加速5.5秒、最高速度は約225km/hに達するが、これ以上のパワーを求めるなら、1999年の高出力モデルを待たねばならなかった。

トヨタRAV4(1994-2000年)
初代RAV4(コードネーム:XA10)はカローラとカリーナの部品を統合したプラットフォームから生まれ、前輪駆動と四輪駆動の2種類の仕様が用意された。革新的な点は、コンパクトハッチバックのサイズでありながら、高い車高と頑丈さを兼ね備えたパッケージングにあった。コンパクトSUVの人気の火付け役である。
































