【新型ルークスで挑戦】日産が真剣に研究する『酔いにくいクルマ』とは?4つの角度から影響因子を抑え込む!

公開 : 2025.12.25 12:05

目指すは、味覚以外の五感がすべて快適なクルマ

こうしてクルマ酔いの影響因子を抑え込むことで、新型ルークスは『酔いにくいクルマ』を目指している。これならば、4人フル乗車のロングドライブでも、すべての乗員がその行程を楽しむことができるというわけだ。

社内の官能評価の結果では、ルークスは従来型でもライバル他車よりもかなり酔いにくいと評価されていたが、新型ではさらにそれを上回る好評価を得たという。

4人フル乗車のロングドライブでも、すべての乗員がその行程を楽しむことを目指す。
4人フル乗車のロングドライブでも、すべての乗員がその行程を楽しむことを目指す。    平井大介

この評価、パネラーとなるクルマに酔いやすい人にリアシートに座ってもらい、スマートフォンのディスプレイで小説を読みながらドライブするといった、クルマ酔いしやすい人にはかなりキツい実験を行っての結果であるという。

クルマに乗るのは、ドライバーだけじゃない。すべてのパッセンジャーが快適に過ごしたい。つまり、『クルマ酔いしにくい』ということは乗り心地が良く、味覚以外の五感がすべて快適に感じられることで成り立つのではないだろうか。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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