ランボルギーニ・ミウラ、911GT1など希少車60台以上が集結 アラブのコンクール・デレガンス(1)

公開 : 2026.02.08 17:45

バーレーンで開かれたコンクール・デレガンス 60台以上の名車がゴルフコースに 総合優勝はランボルギーニ・ミウラ 911 GT1 シュトラッセンバージョンに6輪レンジローバーも UK編集部が潜入

60台以上の名車がゴルフコースに

英国で名門コンクール・デレガンスを主催するスーロー・イベント社が、中東デビューを果たした。カーコレクターとして有名な、バーレーン王国の首相で皇太子、サルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ氏の呼びかけで。

経験豊かな主催者のもと、欧州のイベントのように綺羅びやかで荘厳な雰囲気が、ペルシャ湾に浮かぶロイヤル・バーレーン・ゴルフクラブに生み出された。水辺を望むグリーンのフェアウェイは、素晴らしいロケーションだったといえる。

ベスト・オブ・ショーを獲得した、1972年式ランボルギーニ・ミウラ SV
ベスト・オブ・ショーを獲得した、1972年式ランボルギーニ・ミウラ SV    ティム・スコット(Tim Scott)/ワン・スペース・スタジオ(One Space Studio)

ヴィンテージな1913年式クレマン・ベヤードTから、最新の2025年式ケーニグセグ・ジェスコ・アタックまで、60台以上のノミネート車両が並んだ眺めは壮観の一言。海外からの来訪者は、歓待ぶりにも圧倒されたようだ。

911 GT1 シュトラッセンバージョンも

「参加車の8割は中東から。地元のコレクターへご協力いただき、希望へ近いラインナップになりました」。共同キュレーターを努めた、フラビアン・マルセ氏が説明する。

「現地の実行委員が、開催の鍵を握っていました。欧州で1940年以前のクルマを見つけるのは簡単ですが、近年のコレクターズモデルは中々出てきません。しかし、こちらでは逆。情熱が、純粋にクルマへ向けられているからでしょう」

1996年式のポルシェ911 GT1 シュトラッセンバージョン
1996年式のポルシェ911 GT1 シュトラッセンバージョン    ティム・スコット(Tim Scott)/ワン・スペース・スタジオ(One Space Studio)

実際、1996年式ポルシェ911 GT1 シュトラッセンバージョンなどは、欧米ならエアコンの効いたガレージから出てくる機会は稀。アストン マーティン・ヴァルキリーや、珍しいワンオフ、貴重なオフローダーまで顔ぶれも多彩だった。

2日間のコンクール・デレガンスへ先立って、バーレーン国際サーキットでは走行会も実施された。多くの参加車両がコースインしたことにも、それは表れている。

総合優勝はランボルギーニ・ミウラ SV

コンクール・デレガンスには9つのクラスが設けられ、各部門の優勝と、総合優勝が選抜された。審査員は、パナマハットの気取った審査員ではなく、参加者たち。これも、スーロー・イベント社が英国で実施する内容へ準じている。

かくして、映えある第1回ロイヤル・バーレーン・コンクールで総合優勝、ベスト・オブ・ショーを獲得したのは、1972年式ランボルギーニ・ミウラ SV。丁寧なレストアを終えたばかりで、オーナーはバーレーンのハリド・アブドゥルラヒム博士とのこと。

第1回ロイヤル・バーレーン・コンクールの様子
第1回ロイヤル・バーレーン・コンクールの様子    ティム・スコット(Tim Scott)/ワン・スペース・スタジオ(One Space Studio)

ミウラ SVは147台しか生産されておらず、シャシー番号4870はイラン国王が1971年に注文した車両。ボディはブルー・イスキア・メタリッツァートで、当時のまま。内装はホワイト・レザー。スリークな姿が表彰台に現れると、周囲は大きな拍手で包まれた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アラステア・クレメンツ

    Alastair Clements

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ティム・スコット

    Tim Scott

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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