「ワルそう」な顔つきのマッスルカー フォード新型『マスタング・ダークホースSC』発表 スーチャー付き5.2L V8搭載

公開 : 2026.01.19 17:45

空力と見た目にこだわったエクステリア

スタイリングも変更され、ダークホースとGTDの要素を融合させたものとなっている。主に性能向上を目的としているが、シニアデザイナーのアーロン・ウォーカー氏によれば、デザインコンセプトは「荒々しく、挑発的で、ワルそうな(sinister)」モデルだったという。

インテリアも同様に手が加えられ、専用ファブリックとGTD由来のステアリングホイールを採用した。

『マスタング・ダークホースSC』
マスタング・ダークホースSC』    フォード

外装用デカールなど、さまざまなデザイン要素が用意されている。例えば、新色のティール(青緑)のシートベルトは、1970年の限定ホモロゲーションモデル『マスタング429』に着想を得たものだ。

ダークホースの約6万3000ドルを上回る見込み

フロントには大型エアインテークを採用。標準のダークホース比で開口面積が60%増加し、冷却性能と空気の流れを改善している。ボンネットにはカーボンファイバー製エアインテークを配置し、標準モデル比7.5倍のダウンフォースを発生させるという。

大型リアウィングと調和するように、トランクリップにダックテールスポイラーが取り付けられている。両者を組み合わせることで、290km/hの高速走行時に約281kgのダウンフォースを発生させると言われている。

オプションとして、トラックパックが用意される。マグネライドサスペンションの専用チューニング、カーボンファイバー製ホイール、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、専用ミシュラン・パイロットスポーツカップ2Rタイヤ(フロント305/30 R20、リア315/30 R20)を追加できる。

価格については未公表だが、ダークホースの約6万3000ドル(約1000万円)を上回る見込みだ。

ショーネシー氏は、ダークホース購入者の40%がフォードの新規顧客であることから、ダークホースSCがさらなる顧客層拡大に貢献すると期待を寄せている。

ダークホースは英国でも右ハンドル仕様で販売されているが、排出ガス規制のため453psに出力を抑えられている。ダークホースSCの英国での販売予定はない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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