ロールス・ロイス、新型EVを年内発表か 大型SUV『カリナン』似のプロトタイプ発見

公開 : 2026.01.19 07:45

『スペクター』に続くロールス・ロイス2台目のEVの存在が初めて確認されました。『カリナン』と同等サイズの大型SUVで、スウェーデンで冬季テストを行っています。ベントレー初のEVと直接対決することになりそうです。

夏頃デビューの可能性

ロールス・ロイスは、同社にとって2台目となるEVの開発を進めている。『カリナン』と同等サイズのSUVで、ベントレーが開発中のEVと真っ向から競合することになりそうだ。

先日、スウェーデンにある親会社BMWグループの試験施設で、プロトタイプによるテスト走行が目撃された。

新型EVは『カリナン』(写真)とよく似たプロポーションだった。
新型EVは『カリナン』(写真)とよく似たプロポーションだった。

ロールス・ロイスからこのモデルに関する公式情報はまだ発表されていないが、同社は以前から、2024年発売の『スペクター』に続く新型EVを間もなく発表すると述べてきた。

実際、昨年1月にはクリス・ブラウンリッジCEOがAUTOCARの取材に対し、「2025年後半にもう1台のEVが登場します」と語っていた。目標の時期には遅れたものの、プロトタイプの様子から発表の準備が整いつつあることがうかがえる。

新型EVは、7月に英国で開幕する自動車イベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表される可能性がある。ロールス・ロイスは昨年、EV対応のために3億ポンド(約635億円)を投資している。8月のペブルビーチ・コンクール・デレガンスも、高級車中心のイベントであることから発表の場として有力視される。

カリナンのEV版に?

スウェーデンで目撃されたプロトタイプは、大型SUVのカリナンと非常に似たプロポーションを有している。カリナンのEVバージョン、あるいは後継車となる可能性もある。

カリナンはロールス・ロイスで圧倒的なベストセラーであり、2025年の総販売台数5664台の大半を占めている。この主力モデルをEVに置き換える決断は、軽々しく下せるものではないだろう。特に現在の市場動向や、他メーカーがEVから距離を置く中ではなおさらだ。

ロールス・ロイス初のEV『スペクター』
ロールス・ロイス初のEV『スペクター』

ロールス・ロイスはAUTOCARの問い合わせに対し、「将来の製品計画についてはコメントできない」と回答した。

新型EVのデザインは、2024年にBMWから移籍したデザインディレクター、ドマゴイ・ドゥケック氏が監督する。

ロールス・ロイス全車種と同様にAOLプラットフォームを採用し、バッテリーやソフトウェアなどBMWグループの最新技術を活用すると見込まれる。昨年末に発売された新型BMW iX3はこの技術を初めて採用したモデルであり、約800kmの航続距離を実現している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事