現存する米国最古の自動車メーカー ビュイックの歴史(前編) 創業123年、先進的な設計と漂うエレガンス

公開 : 2026.01.31 11:05

歴史あるセンチュリーの初登場

ビュイックは1936年のモデルイヤー以降、定期的にセンチュリーの名称を使用してきた。その初登場は、モデル60を流線形に進化させた後継車であった。

ボディサイズは最大ではなかったが、直列8気筒エンジンの中で最大排気量(5.2L)かつ最強出力(120ps)のバージョンを搭載している。センチュリーという名称は、最高時速100マイル(160km/h)に達する性能、あるいはそれを示唆する速度計に由来する。

ビュイック・センチュリー
ビュイック・センチュリー

きらびやかな初代リミテッド

ビュイックがリミテッド(倹約ではなく高級感を示す)の名称を使い始めたのは1936年モデルイヤーからである。初代リミテッドはシリーズ90の改良型だった。その大きさと豪華さゆえに、GMの最高級ブランドであるキャデラックの領域に踏み込んでいるようにも見えた。

中期の大幅改良を含め、生産は5年以上続いたが、1942年に世界情勢の変化により生産中止を余儀なくされた。

ビュイック・リミテッド
ビュイック・リミテッド

(翻訳者注:この記事は「中編」へ続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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