パワーユニットは名機の予感!プジョー3008GTハイブリッド【日本版編集長コラム#69】

公開 : 2026.02.15 12:05

クルマに鞭を入れてもタフに走る

さて、1.2Lとなるガソリンターボエンジンだが、マイルドハイブリッドということで、16kWのモーターを組み合わせる。

駆動用バッテリーは48V/897.9Whで、システム合計最高出力は107kW(145ps)。トランスミッションは6速デュアルクラッチオートマチックで、燃費は19.4km/L(WLTC モード)を記録する。今回は高速道路を中心に走行したが、燃料が半分くらいで航続可能距離は490kmを示し、満タンにしたところ890kmまで上昇した。

ボディカラーはインガロ・ブルーで、価格はオプション別で558万円。
ボディカラーはインガロ・ブルーで、価格はオプション別で558万円。    平井大介

パワー感はちょうどよく、クルマに鞭を入れても、タフに走ってくれる印象だ。EVモードもあるが、全体的に静かなこともあり、エンジンとモーターの切り替わりを意識せず自然体で乗ることができる。いい意味で、ハイブリッド感が少ないのだ。

ただ、ダウンサイジングターボ特有の癖として、トルクが落ち込んだ時からの立ち上がりでもたつきを感じる場面はあった。もちろんそれをモーターでカバーしているのと、このエンジン自体もミラーサイクル化など、昔に比べれば進化を重ねている。

『昔』とわざわざ書いたのは、個人的にこのエンジンに好印象を抱いてきたからだ。例えば、まだシトロエン名義であった頃のDS3はスムーズさとパワー感ゆえに、エンジンだけで欲しくなる理由になるほど、いいパワーユニットだなぁと思ってきた。

それがハイブリッドとなったことで弱点がカバーされ、前回シトロエン・ベルランゴで触れたディーゼルと共に、いよいよ名機と呼ぶに相応しい気がしている。……そう考えると、同じパワーユニットを搭載する他のプジョーも気になるではないか。

というわけで、この話は次回に続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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