デザインも価格も魅力的!新型プジョー3008の押しポイントとは?【キーマンたちにインタビュー】

公開 : 2025.07.07 11:50

ステランティス・ジャパンは7月2日、新型プジョー3008の発売を開始しました。まずは1.2L直列3気筒ターボ+モーターのマイルドハイブリッドが登場し、年内にBEVも追加予定です。ここでは関係者とのラウンドテーブルを編集部ヒライがまとめました。

初めて買ったクルマは306XSiのMT

ステランティス・ジャパンは7月2日、新型プジョー3008の発売を開始。同日に都内で発表会を開催し、その後、ラウンドテーブルが行われた。まず登場したのは、ステランティス・ジャパン代表取締役社長成田仁さんと、同社でプジョー・ブランドを統括する小川隼平さんである。

成田さんは発表会で、1998年に初めて買ったクルマがプジョー306XSiのMTであることを明かし、その後、306ブレークも所有。特別な思い入れがあることを語っていたが、ステランティス・ジャパンは8ブランドを抱えており、成田さんの発言は1ブランドに偏らない姿勢がはっきりしていた。

左から成田社長、ハバーニさん、小川さん。カメラマンの要望でライオンポーズ。
左から成田社長、ハバーニさん、小川さん。カメラマンの要望でライオンポーズ。    山田真人

ステランティスの強みを成田さんは、マルチエネルギーで市場や時代などに合わせてフレキシブルに選べる点だとしたうえで、現在はハイブリッドが主力だと分析。今後BEVも増えていく可能性があり、対応できるよう整えていきたいとした。

また、ステランティス・ジャパン全体の傾向として、7割が新規オーナー、3割が既納オーナーであり、これまではプロダクトポートフォリオに穴が空きがちだったと見ている。しかしそれも段々と補完され、現在プジョーは代替需要にも応えることができる状態になったとしている。

日本市場で、プジョー販売の20%を期待

一方の小川さんは、前職でもフランス車を担当されたプロフェッショナルだ。

新型3008は日本市場で、プジョー販売の20%を期待しているという。年間8000台とすれば、2000台ほどだ。ちなみに、日本自動車輸入組合(JAIA)の新車登録台数を見ると、ここ10年でプジョーが一番多かったのは2021年の1万2072台だから、現実性のある台数だろう。

ラウンドテーブルに参加した左から右から成田社長、小川さん。
ラウンドテーブルに参加した左から右から成田社長、小川さん。    山田真人

また、新型3008のメインターゲットは2名で使用することが多い子離れ世代となる。成田さんの分析にもあったように7割が新規顧客だから、ライバルは国産車、輸入車を問わず、CセグメントSUV全般となる。プジョーではミニバンのリフターも販売好調で、2本柱になることが期待されていて、クラスだけで見ていくと、フォルクスワーゲンティグアンなどあたりがメインの競合となりそうだ。

ただ、ティグアンあたりとは客層が明らかに異なりそうで、小川さんもマーケティング活動はマスだと明言。あらゆる分野にデザインで選ぶ層がいるため、活動の難しさを感じているが、圧倒的な外観の個性、ずっと走りたくなる乗り味、テクノロジーなどをアピールしてファンを増やしていきたいと述べた。

ちなみに、ボディサイズが大きくなったことへのコメントを求めた筆者に対し小川さんは、もちろん競合は考えているが、数値だけでは語れない軽快さ、取り回しのよさを強調。プジョーのアジリティ、つまり敏捷性は変わらないと述べている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。

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