東北自動車道佐野SA(上り線)3月17日リニューアルオープン NEXCO東日本初の上下線一体型 SAやPAをドラマチックに!

公開 : 2026.03.16 11:45

長らく工事中だった東北自動車道の佐野サービスエリア(上り線)が『ドラマチックエリア佐野(上り線)』としてリニューアルオープン。3月13日に報道関係者向けに内覧会が開催されました。篠原政明がレポートします。

『ドラマチックエリア佐野』としてリニューアルオープン

3月17日午前10時、東北自動車道の佐野サービスエリア(上り線)がリニューアルオープンする。オープンに先がけて、3月13日に報道関係者向けに内覧会が開催された。

東京方面から東北自動車道を北上して約60km。日光方面や南東北あたりにドライブに行くとき、最初の休憩スポットにちょうど良い地点にあるのが佐野サービスエリア(以下、SA)だ。

3月17日午前10時、東北自動車道の佐野サービスエリア(上り線)がリニューアルオープン。
3月17日午前10時、東北自動車道の佐野サービスエリア(上り線)がリニューアルオープン。    NEXCO東日本

1972年に供用が開始され、その後も何度か改装工事が行われてきたが、2021年より全面リニューアル工事を開始。2022年7月に下り線の施設が完了し、今回、上り線の施設も完成したことで、上り線、下り線ともリニューアルオープンとなった。

佐野SAの特徴は、上り線と下り線の施設が階段でつながっており、上下線を歩いて行き来しながら過ごすことができる、NEXCO東日本では初めての上下線一体型であることだ。

自然と眺望に恵まれた環境と、上下線を自由に行き来できる特性を活かし、SA全体をひとつの『パーク』と見立てたコンセプトへ刷新。それゆえ、NEXCO東日本では『佐野パークSA』と呼んでいる。

また、地域の中核となるSAやPA(パーキングエリア)において、地域性の充実にこだわって特産品を取り揃え、その地域ならではの『旅のドラマ』を演出することも考えた。NEXCO東日本はこうしたSAやPAを『ドラマチックエリア』と呼んでおり、今回リニューアルされた佐野SA(上り線)も『ドラマチックエリア佐野(上り線)』とも呼ばれている。

デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所

『ドラマチックエリア』の名にふさわしく、その内外装のデザインは国立競技場(MUFGスタジアム)や高輪ゲートウェイ駅などを手がけた隈研吾建築都市設計事務所が監修している。

高台に建つ建物は、外に向かって大きく開いた軒が訪れる人を迎え、外壁に当たる光とともに、明るく開放的な雰囲気を演出している。

上り線と下り線の施設が階段でつながっており、上下線を歩いて行き来しながら過ごすことができる。
上り線と下り線の施設が階段でつながっており、上下線を歩いて行き来しながら過ごすことができる。    篠原政明

大屋根のパネルはさまざまな角度でリズミカルに傾けられており、風に揺らぐような軽やかな動きを表現し、建物の屋内外で一体感を持たせている。

建物内は、栃木の多彩な味わいが一堂に揃うフードコート、ザ・キャピトルホテル東急『オリガミ』出身のシェフが栃木の食を監修したレストラン、そして東北、茨城、群馬など周辺地区のグルメや土産品を豊富に取り揃えたショッピングコーナー、さらには気軽に楽しめるテイクアウトコーナーなどを展開している。

階段を降りて下り線の施設には、佐野らーめんを模した『麺ソファ』や、芝生の広場の『さのいろソファ』で、景色を眺めながらくつろぐこともできる。

また、佐野市や佐野商工会議所と連携、協議し、地域の魅力を発信するとともに、『佐野をもっと身近に、もっと楽しく感じられる』体験の場も創造。佐野ブランドキャラクター『さのまる』とのコラボや、佐野市のシティプロモーション事業との連携などを通じて、地域共創型のSAとして、佐野SAが地域とつながる『地域の拠点』となることも目指すという。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。

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