今や日本の新車販売は4台に1台がSUV 開発責任者に聞く『ホンダZR-V』一部改良の狙い

公開 : 2026.03.27 11:45

今までのZR-Vとは少し違う『クロスツーリング』

そしてもう1台、新たに設定された特別仕様車が『クロスツーリング』。

これは今までのZR-Vのラインナップにはなかった、エクステリアに専用パーツを多用し、インテリアも専用カラーやアクセントを用いて、アウトドアテイストを高めたモデルだ。

新たに設定された特別仕様車『クロスツーリング』。
新たに設定された特別仕様車『クロスツーリング』。    本田技研工業

都会的なSUVとしてのユーザーが多いZR-Vだが、ライトなレベルでユーザーにアウトドアを楽しんでもらおうと、アウトドアテイストを高めた専用パーツを装着して、アクティブなスタイルとしている。

もっとも、ホンダのSUVはZR-VだけでなくヴェゼルやWR-Vも都市型SUVというイメージが強い。そこでユーザーのアウトドア的指向を広げてもらうためにも、このクロスツーリングを設定したという。

となると、多くのモデルにブラックスタイルが設定されてきたように、今後は他のSUV(だけでないかもしれないが)にもクロスツーリングが設定される可能性は高い。

ZR-Vユーザーの嗜好を考えると、このクロスツーリングは10~15%くらいの販売比率になるのではと沖村氏は期待している。

ターゲットユーザーは、ブラックスタイルより少し若め、20~40代の独身者やプレファミリー。ひとクラス上の車格感や走り、充実した安全&快適装備に加え、SUVらしい力強くアクティブなデザインを求める層に向けて、人とは違う、より力強くアクティブな個性を提供する。

『ブラックスタイル』と『クロスツーリング』。2台の特別仕様車と、スタンダードタイプの『X』と上級タイプの『Z』からなる、ZR-Vの新しいラインナップ。いずれにもFFと4WDを設定し、激戦区のライバルたちを迎え撃つ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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