相性抜群のプラグインHV メルセデス・ベンツSクラス 450e(2) 魅惑的にプレミアム 自律運転を支える27台のデバイス
公開 : 2026.05.22 18:10
歴代最大のアップデートを受けた、W223型Sクラス。最新「MB.OS」を導入しつつ、後席側の特別感はクラス最高水準。プレミアムな移動へ浸れる安定性と洗練性も強みのまま。UK編集部がチェックします。
もくじ
ーSクラスとの相性抜群のプラグインHV
ープレミアムな移動へ浸れる安定性と洗練性
ーカメラ10台とセンサー17台で自律運転を支える
ーメルセデス・ベンツS 450e L AMGライン・プレミアム(欧州仕様)のスペック
Sクラスとの相性抜群のプラグインHV
歴代最大のアップデートを受けた、メルセデス・ベンツSクラス。ベーシックなS 350dに載る、マイルド・ハイブリッドの3.0L直6ディーゼルは、低域から上質に回りたくましい。高速道路の速度域でも力強さは衰えず、太いトルクで長距離を安楽にこなせる。
プラグインHVのS 450eでは、エレクトリック・モードを選ぶと、3.0L直6ガソリンエンジンはフルパワーを求めなければ動くことはない。アクセルレスポンスは穏やかだが、市街地をほぼ無音でシームレスに走り回れる。

この静寂で滑らかなマナーは、Sクラスとの相性抜群。エンジンの介入も驚くほど自然で、低域では電気モーターがトルクをアシストする。回転数が運転と関係なく上昇することもなく、落ち着いた走りを乱すことはない。S 580eなら、更に余裕が増すが。
マイルドHVのS 500は、プラグインHV以上にダイレクトなレスポンスが好ましい。流暢な中間加速と同時に、Sクラスへ相応しい静けさも叶えている。標準装備となる四輪駆動システムが、頼もしいトラクションを引き出してくれる。
プレミアムな移動へ浸れる安定性と洗練性
サスペンションは、進化したエアマチック。周囲を走行するメルセデス・ベンツと共有するGPSデータを利用し、減衰特性を調整するE-アクティブ・ボディコントロールも実装する。果たして、その快適性は見事。細かな凹凸も、長いうねりも、気にさせない。
姿勢制御も素晴らしく、ボディロールは最小限に、精緻なステアリングでカーブを颯爽と駆け抜けられる。車重がかさむプラグインHVでは、路面の不整を処理しきれない場面も稀にあるけれど。

高速道路を飛ばせば、安定性や洗練性にも唸ってしまう。ロードノイズや風切り音は殆ど聞こえず、魅惑的にプレミアムな移動へ浸っていられる。
後輪操舵システムは、4.5度までの制御が標準で、高速道路での安定性に貢献。オプションで10度まで拡大でき、市街地での取り回しを一層高めることも可能だ。
カメラ10台とセンサー17台で自律運転を支える
自律運転システムとして、最新のMB.ドライブを実装。ボディには10台のカメラと5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーが搭載されており、MB.OSを稼働する水冷式コンピュータと結ばれ、英国では2027年から利用可能になるレベル2へ対応する。
もちろん、速度調整はより滑らか。車線変更も、そつなくこなす。

EQSも擁するメルセデス・ベンツだが、エンジンを搭載するSクラスの重要度は依然として高いまま。高度な技術力が叶える洗練性や快適性は、強い訴求力を生んでいる。今回のアップデートは、根本的な刷新といえる内容ではなくても、着実な進化をもたらした。
際立つ車内の隔離性は、従来通り。マイルドHVのディーゼルは、実環境での燃費に優れる。プラグインHVの静寂性や、力強い走りも説得力は高い。英国価格は、S 350 dで10万3450ポンド(約2172万円)からが予定されている。
◯:いずれもパワートレインは滑らかで強力 円滑に動く高度なデジタル技術 快適性と洗練性の高さ
△:部分的に期待を下回る内装の品質 ハイパースクリーンが標準装備












































































































































