世界で一番売れているマツダ車 新型『CX-5』日本発売開始 価格は330万円から ライバルはRAV4、エクストレイル、CR-Vの激戦区

公開 : 2026.05.22 07:45

5月21日、マツダは新型『CX-5』の販売を開始。2012年に初代が登場して以来、世界中で500万台以上販売されている中核モデルが、ライバルひしめく激戦区に挑みます。発表会に参加した篠原政明のレポートです。

国内保有マツダ車の約10分の1がCX-5

5月21日、マツダは新型『CX-5』の販売を開始した。

クロスオーバーSUVとなるCX-5は2012年に初代が登場して以来、世界中で500万台以上も販売されているマツダの中核モデルだ。日本市場でも現在では販売台数の約4分の1、保有されているマツダ車の約10分の1がCX-5になるという。

5月21日、マツダは新型『CX-5』の販売を開始。
5月21日、マツダは新型『CX-5』の販売を開始。    マツダ

新型CX-5のデザインコンセプトは『ウエアラブルギア』。日常生活で使いやすいシンプルで力強いフォルムの都会派SUVでありながら、スポーティなプロポーションと快適な居住性の両立を図っているという。

サイズは、全長4690mm、全幅1860mm、全高1695mm、ホイールベース2815mm。シルエットを従来型から相似形に拡大させてサイズアップし、スポーティなスタイルと広い室内空間を両立。4本のタイヤの踏ん張り感に特化したシンプルな造形により、あらゆるシーンにフィットするデザインとした。

『走る歓び』を感じさせるコクピット

インテリアでは、マツダらしい『走る歓び』を感じさせるコクピットと、リラックスできる空間の両立をテーマとした。運転席周辺に水平要素を取り入れ、運転中の姿勢変化を感じやすくすると同時に、ドアからインパネにかけての造形を水平方向に繋げて、落ちついた広々とした空間を表現した。

パッケージでは、ホイールベースを先代から115mm延長して、乗員全員に快適で実用性の高い空間を提供した。特にリアシートは膝前や頭上の空間を先代から拡大して居住性を向上。

ドアからインパネにかけての造形を水平方向に繋げて、広々とした空間を表現。
ドアからインパネにかけての造形を水平方向に繋げて、広々とした空間を表現。    マツダ

また、シールラインを後ろに下げたドア設計で、シートへのアクセス性を改善した。ラゲッジルームも定員乗車時でもゴルフバッグ4個かスーツケース4個を詰める466Lの容量を確保し、荷室間口を18mm下げて機能性も向上させている。

当面は2.5Lマイルドハイブリッドのみ

パワートレインは、マツダが追求してきた『人馬一体の走り』をさらに進化させ、軽やかで安心感のある走りに磨きをかけたという。

ラインナップは現状、2.5L直列4気筒直噴ガソリンに初めてマイルドハイブリッドを組み合わせた『eスカイアクティブG2.5』のみ。走り出しの軽やかな動きや、市街地走行から高速道路の合流まで、日常使いでの期待に応える動力性能と優れた燃費性能の両立を目指した。これに6速ATを組み合わせ、駆動方式はFFと4WDを設定している。

現状は2.5L直列4気筒直噴ガソリンエンジン+モーターのマイルドハイブリッドのみ。
現状は2.5L直列4気筒直噴ガソリンエンジン+モーターのマイルドハイブリッドのみ。    平井大介

また、日本国内で販売するマツダ車としては初めて、E10燃料(従来のガソリンに植物由来のエタノールを10%混ぜている)に対応した。

なお、従来型で定評のあったディーゼルエンジンは、CX-60およびCX-80のラージサイズSUV用とされ、CX-5に搭載される予定はないという。だが、2027年中には次世代エンジンを用いたハイブリッドの『スカイアクティブZ』搭載車が登場する予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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