キャンピングカーベースの大本命登場? フィアット・プロフェッショナル日本第2弾モデル『スクード』初披露 2027年導入へ!

公開 : 2026.05.16 12:05

5月12~16日に開催されている『ジャパン・トラックショー2026』で、ステランティス・ジャパンは小型商用車『フィアット・スクード』を日本初披露しました。2027年に導入予定です。篠原政明がレポートします。

2027年の日本導入を目指す

5月12~16日にパシフィコ横浜で開催されている『ジャパン・トラックショー2026』に、ステランティス・ジャパンが商用車ブランドの『フィアット・プロフェッショナル』として初出展している。

日本へは2022年から正規導入され、キャンピングカーのベース車などとして好評の『デュカト』に加え、ミッドサイズLCV(ライト・コマーシャル・ビークル=小型商用車)の『フィアット・スクード』(SCUDO)を日本初披露した。ステランティス・ジャパンはこのスクードを、2027年に日本導入する予定だ。

フィアット・プロフェッショナルが『フィアット・スクード』を日本初披露。
フィアット・プロフェッショナルが『フィアット・スクード』を日本初披露。    ステランティス・ジャパン

今回出展されたスクードは、英国仕様(従ってステアリング位置は右)の『クルーキャブ』と呼ばれる仕様で、前後に3人掛けシートを備えた6人乗り。サイズは全長4980mm、全幅1925mm、全高1905mmで、デュカトとフィアットのMPV『ドブロ』との中間的な大きさ。ロングボディ仕様も設定されている。

リアシートは固定だが、それでも荷室は幅約1.3m×奥行き約1.8m×高さ約1.3mと十分に広く、開口部も大きい。

また、展示車のテールゲートは約180度開くダブルバックドア(観音開き)だったが、オプションで普通の上開きタイプも設定されており、今回の反響次第で日本仕様が決定されるようだ。

日本仕様はディーゼルターボ+ATの予定

スクードにはフロント1列のみの『バン』や、リアシートを畳んでそのまま壁のようになる仕様なども設定され、シートレイアウトによるが、最大荷室長は約1.9m、荷室容量は最大6.6立方m、そして積載量は約1000kgになるという。荷室の床が日本製のバンより低いのも注目だ。

パワートレーンは1.5〜2Lのディーゼルターボをラインナップし、本国では電気自動車『Eスクード』も設定されている。

最大荷室長は約1.9m、荷室容量は最大6.6立方m、そして積載量は約1000kgになる。
最大荷室長は約1.9m、荷室容量は最大6.6立方m、そして積載量は約1000kgになる。    ステランティス・ジャパン

今回の展示車は145ps/340Nmを発生する2Lのディーゼルターボに6速MTを組み合わせていたが、最もパワフルな仕様では180ps/400Nmを発生する。日本仕様は未定だが、トランスミッションは8速ATになるだろう。

さらに本国仕様では3列9人乗りの乗用仕様『コンビ』も設定され、こちらの導入や前述のEV導入も検討するなど、日本仕様に関しては未決定な部分が多い。

デュカトでは大きいけれど、ドブロでは小さい

また、商用車ながらインテリアの品質にもこだわっており、乗用車的な意匠を採用している。商用車ゆえ長距離移動を考慮してシートのクッションは分厚く、座り心地は快適。

つまり、ドブロの操作性やイタリアンデザインによる洗練された内外装を商用車に融合したクルマがスクードというわけだ。

商用車ながらインテリアの品質にもこだわり、乗用車的な意匠を採用している。
商用車ながらインテリアの品質にもこだわり、乗用車的な意匠を採用している。    ステランティス・ジャパン

『デュカトでは大きいけれど、ドブロでは小さいので適度なサイズの商用バンを探している人』や、『国産の商用バンが供給難なため、それに代わるモデルを探している人』などがターゲットユーザーになる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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