英国の高級スポーツカー『ジェンセン・インターセプター』 900psのワイルドな新型V8マッスルカーとして復活 4ドア仕様も展開

公開 : 2026.09.08 11:45

英国に自動車メーカーであるジェンセンの名車『インターセプター』の名が、ワイルドな新型V8マッスルカーとして復活しました。900psのサーキット専用車に続いて公道走行可能な4ドアモデルも登場予定です。

シャシーとボディはアルミ製

英国の自動車メーカー、ジェンセン(Jensen)が1960年代から1970年代にかけて販売していた高級GT『インターセプター』が現代に復活した。

初期のジェンセン車のレストモッドを手掛けるジェンセン・インターナショナル社が、インターセプターの英国での商標権を取得し、同名の新型車を発売する。

ジェンセン・インターセプターGTX
ジェンセン・インターセプターGTX    ジェンセン

ジェンセンのデュラン・ヘスロップ氏によれば、新型インターセプターは「長い間温められてきたアイデア」だという。サーキット専用モデルの『GTX』に続き、公道走行可能なモデルも投入する予定だ。

インターセプターGTXは2ドア・クーペで、押出成形されたアルミニウム製シャシーに、手作業で仕上げられたアルミニウム製ボディが組み合わされている。シャシーの一部には他社製の部品が使われているが、サスペンションの大部分はジェンセン社独自の設計だ。

フロントエンジン・後輪駆動(FR)方式で、ゼネラルモーターズの「LS」エンジンをベースとする6.8Lスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載している(元のエンジンの部分はわずか20%しか残っていない)。最高出力は900psだが、1200psまでチューニング可能だという。

大柄なV8マッスルカー

まだ開発車両でもあることから、現段階ではパドルシフトとセンターシフトレバーの両方を備えた6速シーケンシャル・マニュアル・トランスミッションを装備している。

窓はポリカーボネート製で、インテリアの装備も必要最低限に抑えられている。Motec製の電子制御システム、レース用燃料タンク、カーボンファイバー製シート、ハーネス、FIA規格に準拠したロールケージ、全輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション、調整可能なNitron製ダンパーが採用されている。

ジェンセン・インターセプターGTX
ジェンセン・インターセプターGTX    ジェンセン

ブレーキにはAPレーシング製を採用し、スチール製ディスクにフロントは6ポット、リアは4ポットのキャリパーを組み合わせている。ホイールは20インチのアルミ製で、フロント275/40、リア345/30のミシュラン・パイロットスポーツを装着する。

GTXには巨大なカーボンファイバー製リアウィング、ディフューザー、サイドスカート、スプリッターなども装備されているが、公式画像から明らかなように、公道向けの市販車では控えめな仕様に変更される。

インターセプターの全長は約5.2m、全幅は2mで、車両重量は1650kg、前後重量配分は50/50とされる。2シーターのサーキット専用車としては大柄だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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