ついに復活!三菱が新型『パジェロ』初公開 ブランドを象徴するフラッグシップとして世界100ヵ国で発売【画像160枚】

公開 : 2026.09.02 13:15

9月2日、三菱はクロスカントリーSUVの新型パジェロ世界初披露。2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに日本やオーストラリアへ投入し、次年度以降は世界約100ヵ国へ順次投入していく計画です。篠原政明が解説します。

4世代に渡って325万台以上を生産

9月2日、三菱自動車工業(以下、三菱)は、クロスカントリーSUVの新型『パジェロ』(PAJERO)を世界初披露。2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに日本やオーストラリアへ投入し、次年度以降はアセアンや中南米、中東など世界約100ヵ国へ順次投入していく計画であることを発表した。

1982年に初代が誕生し、日本で一大ブームを巻き起こした三菱パジェロ。2021年に生産終了されるまで、4世代に渡って325万台以上が生産され、170以上の国と地域で発売された。そんなパジェロが、三菱ブランドを象徴するフラッグシップとして復活する。

9月2日、クロスカントリーSUVの新型『三菱パジェロ』がワールドプレミア。
9月2日、クロスカントリーSUVの新型『三菱パジェロ』がワールドプレミア。    三菱自動車工業

デザインコンセプトは、『グランドカリスマ(GRAND CHARISMA)―泰然自若―』。存在感と上質感を醸し出す徹底的な作り込みにより、次世代のフラッグシップモデルに相応しい佇まいを追求した。

そのスタイリングは、初代から受け継ぐ水平基調のスクエアで塊感のある力強いプロポーションがベースだ。ワイドトレッドによる堂々としたスタンス、さらに進化したダイナミックシールド、パフォーマンスを示す力強いフェンダーなどにより、立体感に溢れるボディに進化した。

初代のロールバーからインスパイアされたCピラー、フェンダーガーニッシュ、そして歴代モデルの背面スペアタイヤを想起させるヘキサゴンデザインモチーフなど、ディテールにはパジェロらしさを感じさせるアイコンを多用している。

Tシェイプランプはダメージリスクを配慮してヘッドランプを内側の奥に配しているが、これは『奥目』にした歴代モデルのヘッドランプからインスパイアされている。

また、フロントグリルは水平基調とメッシュ調の2種類を設定。前者は『プレミアム』を、後者は『パフォーマンス』をイメージしている。

水平基調のインパネや3連メーターを継承

インテリアもエクステリア同様、『泰然自若』をコンセプトに、初代から連綿と続くパジェロのDNAが散りばめられている。

インストルメントパネルは、初代から受け継ぐ水平基調。メーターパネルは、視認性にすぐれた2枚の14.3インチ(グレードによっては12.3インチ)大型ディスプレイで構成されるモノリスディスプレイだ。

インパネのデザインは初代から受け継ぐ水平基調。2-3-2の3列7人乗りとなる。
インパネのデザインは初代から受け継ぐ水平基調。2-3-2の3列7人乗りとなる。    三菱自動車工業

ここには、デジタルやアナログなど3タイプのメーター表示をはじめ、パジェロ伝統の3連メーターを現代的に進化させたマルチメーター(種類は好みに合わせて選択できる)など、パジェロらしい直感的に認識できるグラフィックスを採用している。

インストルメントパネルやドアトリムには、日本の伝統工芸である『木目込み』に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを採用。フラッグシップSUVにふさわしい立体感と上質感を演出している。

今回お披露目された新型パジェロは、2-3-2の3列7人乗り。フロントシートは長距離ドライブでも疲れにくい形状とし、高い着座位置と広い視界で車両感覚のつかみやすさを追求している。

2列目は150mmのロングスライドが可能。3列目への乗降性も改善され、また3列目は大人でも快適に過ごせる広さを確保している。

3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンや電動パノラマサンルーフ、ヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステムなど、快適装備も多数採用した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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